真夜中、除雪車が通り過ぎていきました。日中は5度まで気温が上がり雪かさも大分小さくなり、もうこのまま雪解けも進み春まっしぐら・・などと言っていましたが、朝・・いちめん真っ白、それでも春近い淡雪、重さを感じない綿のような雪でした。
昨夜は観劇鑑賞会、開演19時、上映時間3時間となると、帰宅は11時過ぎるかなと思いながら「劇団、文学座]見逃すてはないなと出かけました。
原作 蜂谷涼さん小樽出身の方で明治10年から14年の小樽が舞台です。
「てけれっつぱ」この意味が最後まで判りませんでしたが、魔よけの呪文 で「てけれっつのぱ」を唱えながら皆で力を合わせてがんばると言うことのようです。この意味不明な言葉は、落語「死神]で死神を追い払う呪文に出てくるそうです。明治維新、そして文明開化に翻弄された女性に3人、その仲間の生き方を描いています。
明治維新そして文明開化。旗本の嫁でありながら没落し、芸者となったあや乃、あや乃を妾にした官吏の妻佳代、あや乃をを助ける主人思いの女中おセキ…この3人の女と仲間たちが、北の果て、小樽の「きし屋」と言う万屋(よろずや)で、肩を寄せ合い暮らしている。その「きし屋」がやくざから立退きを迫られている…。あや乃を思慕する俥曳きや謎の混血娘のロビンは…。
江戸の名残をとどめる文明開化の東京と、開拓まもない北海道は小樽で、愛憎と人情に満ちた悲喜劇が繰り広げられる…。(チラシより抜粋)
明治維新で新天地を求めて北海道に渡ってきた武士の妻達の苦労、まだ開拓間もない北海道の小樽での活気ある生活と、見ごたえある3時間でした。
お猫様にとってはまだまだ春は遠いようです。暖房の上、前と・・・。