つれづれなるままに  1702  胡麻すり

2013-03-20 17:00:07 | 雑記

何処のメーカーかは忘れましたが、「金胡麻」すり胡麻のとても美味しい胡麻を先日友から買いました。食べてしまい美味しかったと友等と話しながら「ゴマかす」は胡麻から来ているんだよねと早速ネットで

【見せかけだけで内容が伴わないこと】【人の目を欺いたり、出任せを言ったりすること】をいう『ごまかす』『ごまかし』ということば。「胡麻化」や「誤魔化」と書かれるのはあて字。

語源の一つに「護摩の灰」に由来するという説があります。密教の修法で護摩の木をたいたときに出る灰をお守りとして身につけることがあります。しかし、江戸時代、偽物の護摩の灰を押し売りして歩いた人がいたために、【人を騙したり、金品などを盗み取る者のこと】 を『護摩の灰』というようになりました。この「護摩の灰」の「ごま」に、「散らかす」などと同じ強調の接尾語"かす"がついて、『ごまかす』になったといわれているのです。

また、食べ物のごまに由来するという説もあります。江戸時代、「胡麻胴乱」というごまのお菓子がありました。胴乱とは、古く銃の弾丸や薬などを入れた長方形の袋ですが、「胡麻胴乱」も中が袋のように空洞になっている食べ物、おいしそうなのに中身が空っぽのために、"見かけだおし"の例えとなったそうです。ごまのお菓子なので「ごまかし」「ごまかす」なのです。

食べ物のごまが由来のことばは他にもあります。『ごまをする』は、煎ったごまをすり鉢ですると、すり鉢のあちこちに胡麻がつくために【べたべたと人にこびてへつらうこと】をいうようになりました。

また千夜一夜物語の「アリババと40人の盗賊」で洞窟を開けるときの呪文も「開け~ごま」ですね。英語の「open sesame(開けごま)」は、この物語から【成功などへの鍵】という意味にも広がって使われるそうです。ごまが由来のことばが多いのは、古くから薬や食用として珍重されてきたからかもしれませんね。

以上ネット情報です。