つれづれなるままに   4105 ハマギク

2021-10-11 14:57:25 | 季節感

平成9年、岩手県の大槌漁港を訪れた両陛下は、海沿いの「浪板観光ホテル」に宿泊され、その時、近くの崖際に咲く可憐な白い花に目をとめた天皇陛下は、「あの花は何ですか」と同ホテルの常務だった千代川茂さんに尋ねられたそうです。

それは、日本原産の野菊であるハマギクでした。後日、ホテルの社長がハマギクの苗を皇居に贈ったそうです。

それから14年後、東日本大震災が発生しました。町を襲った22mの津波に社長はのみ込まれ、ホテルも営業休止に追い込まれた。しかし宮内庁が公開した写真には皇居に送られた、真っ白なハマギクが映っていたそうです。

我が家にもそのハマギクが咲いています。9月頃になると花が咲き、雪が降るまで咲き続けます。根をのばして増え続け、整理縮小しましたが、大事な花の一つです。

花は終わりました。鉢ものは家の中に・・雪囲いをするばかりです。

サンルームもこの通り

冬場は水の管理が難しくなりますが、来年5月まで私たちと同様暖かに過ごすことが出来ます。

今朝11度、日中も17度・・・京都など関西はまだ夏日が続いているようですが、来週たりから気温が下がり、京都出発の24日などは最高が23度、最低が13度、現在の札幌の気候と変わりがないようです。

コロナ感染者数も減少しています。こうした中、札幌市の飲食店に対する営業とアルコール類提供の時短要請などの対策は、期限の14日で終了する見通しとなりました。

今週から、さまざまな“制限緩和”の動きがすすめられます。  北海道独自の観光・旅行支援策「あたらし旅のスタイル」は、14日から販売、15日から利用開始、期間は1か月ということです。地域内の旅行であれば1万円を上限に最大で半額、公共交通では割引乗車券、「GO TOイート食事券」・・お得なことは分かっていますが、高齢者はこれを手に入れる知恵がありません。

指をくわえているだけです。人の動きがどこまで広がるのか、恐ろしい気がします。