今日の昼食、ブラックオリーブとケイパーを加えたボロネーズソース・パスタ。
唐辛子で辛さをプラスしているから、パンチが効いていて、とても美味しい。
ボロネーズソースは、家人が若き頃、イタリア人の友人に教わったレシピで作った。
ポイントは、トマトペーストと酸味をまろやかにするための少しの砂糖。
ボロネーズソース【材料】
・牛・豚合挽き肉 400g
・タマネギ 中3個みじん切り
・ニンジン 小1本をみじん切り
・ニンニク 1欠けをみじん切り
・トマト水煮缶 2缶
・トマトペースト 大さじ4
・ローリエ 1枚
・赤ワイン 50cc
・固形コンソメ 1個
・塩・コショウ・オリーブオイル・砂糖・オレガノ・バジル
ボロネーズソース【作り方】
>オリーブオイルでニンニクをいためる
>香りが出たら、タマネギを入れしばらく炒め、ニンジンを加えて炒める
>挽肉を入れて加熱、塩・コショウで下味をつける
>赤ワインを注ぎ、アルコール分を飛ばすように加熱してから、トマトの水煮缶とトマトペーストを加え、水煮缶半分くらいの水も加え、ローリエを入れて煮る
>材料の表面におおう水分がなくなるくらいに煮詰め、ローリエを忘れず取り出す
>固形コンソメと塩・コショウ、それから好みに砂糖で酸味を調整、(トマトケチャップを変わりに入れても良い)
>オレガノ・バジルで風味付け
唐辛子をオリーブオイルで辛さを引き出し、このソースを入れ、ケイパーの塩漬けとブラックオリーブを適量加えてパンチを効かせても美味しい。
見た目にもポイントができる。
美味しく、楽しく食べることは、生きているものにとって大切なこと。
喜び食べるのは、生きる力になる。
今日の悲しい出来事に、「自分の人生を終わらせたい」と、無差別に人を刺傷する事件がおきた。
幸いにも、被害者の方は軽症だとのこと、心の傷は深いと察するが、命に別状がなかったのは、なによりだ。
加害者は、弁解の余地がないくらい身勝手な行動をとった。
自分の人生を終わらせたければ、人を巻き込まなくても良いはずだ。
しかし、そうできなかったところに、かえって人の悲しさが見え隠れする。
そこには、自分の人生を終わりにしたいが、すっぱりと思い切れない未練がにじみ出でいるようだ。
加害者のSOSが、発信されているように感じられてならない。
詳しい動機は、まだ伝えられていない。
ただ、自分の非をすぐさま認めている様子から、加害者の声にならない叫びが聞こえて気はしまいか?
自分の存在意義が見出せずに、孤独に押しつぶされ、破滅の行動に向かうしか思いつかなっかた悲しさ。
かといって、その行動は、償おうとしても、償いきれるものではない。
このような事件が度々起こる今の状況に、心が痛む。
小さいことだが、毎日食べる食事、これが喜びを持って食べられることが大切ではないか?
機械的に咀嚼し、飲み込む、味気ない食事を取っていたら、心が収縮して、生きる気力が失われていってしまうだろう。
人と食事の楽しさを分かち合うもよし、料理をして食べ物を愛しみ感謝するもよし、味覚を通してやってくる幸せを感じられると、本能に根ざした生の実感を得られると思う。
この幸せを最初に見出す場が、家庭。
家族の心のこもった手料理や、一緒に食卓を囲む幸せを体験する機会を、是非とも持たなくてはいけない。
それがあれば、人は自暴自棄になって、自分や他人を軽んじる行動を取らせないためのひとつの堤防になると、自分は思うのである。