お馴染みの「世界ふれあい街歩き」、今回はチュニジアのスース。
城壁に囲まれた旧市街は、白い壁に青の扉と窓が美しい。
細い路地が、縫うように街の中を走っている。
商店は、所狭しと軒を連ねて、アラブの生活を垣間見せてくれる。
そこには、食肉文化を象徴するように、牛の頭がぶら下がり、香辛料店には、ありとあらゆるスパイスや穀物類を袋に入れて売っている。
街で出会う人たちのなかに、羊を連れ歩く子供たちの姿があった。
自宅で飼っているという。
イスラムの祭り「犠牲祭」で、この羊を生贄にし、自分たちで屠る。
もちろん、大切に育てた羊が殺されるのを、子供たちが悲しまないはずはない。
しかし、生あるものは、他の命をいただき自らの命を生きながらえなくてはならない。
このことを学ぶ機会として、目の前で大切な羊が殺されることを目の当たりにするのは、野蛮でも残酷なことでもないはずだ。
きっと、子供たちは、食べ物に感謝し、大切に食べるようになるだろう。
北アフリカの強い日差しは、生を鮮やかに照らし出している。
死の影を際立たせて。
城壁に囲まれた旧市街は、白い壁に青の扉と窓が美しい。
細い路地が、縫うように街の中を走っている。
商店は、所狭しと軒を連ねて、アラブの生活を垣間見せてくれる。
そこには、食肉文化を象徴するように、牛の頭がぶら下がり、香辛料店には、ありとあらゆるスパイスや穀物類を袋に入れて売っている。
街で出会う人たちのなかに、羊を連れ歩く子供たちの姿があった。
自宅で飼っているという。
イスラムの祭り「犠牲祭」で、この羊を生贄にし、自分たちで屠る。
もちろん、大切に育てた羊が殺されるのを、子供たちが悲しまないはずはない。
しかし、生あるものは、他の命をいただき自らの命を生きながらえなくてはならない。
このことを学ぶ機会として、目の前で大切な羊が殺されることを目の当たりにするのは、野蛮でも残酷なことでもないはずだ。
きっと、子供たちは、食べ物に感謝し、大切に食べるようになるだろう。
北アフリカの強い日差しは、生を鮮やかに照らし出している。
死の影を際立たせて。