昨日 某家具製造会社の倉庫の整理を手伝った。 倉庫から色々な物が出て来たが、中にこの椅子が有った。 もう少し良い物が有ったのだが、これはまだ使えると言う事で私にくれなかったが、この椅子は 肘掛部分が壊れており 安物椅子らしくて 持って行って良いと言う。 もらって来たが 背面は籐網になっていて、一部が破れている。 座面は汚れていて クッションも駄目だ。 材はゴムの木と思われるが 不明。 台湾製となっているから、見た目はかっこ良く、出来ているが 矢張り手抜きは有りそうだ。 椅子の修理の勉強にもらった物だが、直すかどうか考えてしまう。 取敢えず肘掛部分を取り外して 修理の方法を検討する。 肘掛はネジで本体に取り付けられているが、座面脇に取り付ける部分が割れて修理したらしいが、駄目だったらしい。 この部分は作り直しが必要だ。 修理にお金が掛り過ぎるので、修理を諦めて 放置した物と思われる。 多分接着ネジ止め程度では、またすぐ壊れるだろうし 本格的に直せば 高い修理代が掛るし、けして安い値段の家具では無いだろうが、買値より高い修理見積りを 言われてビックリ仰天して それなら捨てて 新しいのを買おうと言う話になったんだろう。 修理を考えて製作してないし、直すのも難しい。
この形の椅子の製作はこれで二作目となる。 材は以前もらった 赤松の端材を使った。 三本足は 安定しないと 言うが 踏ん張れば大丈夫だろう。 今回も抜きを無しにしたので、 ホゾが緩み易いと考えて 考慮した。 足は座面に28ミリ径の穴で差し込むが、足の真中からやや上下を少し細くして エンタシス形状にしている。 座面にしっかり打ち込んで 上から楔を打って固定した。 足は 矢張り端材の2×4を使った。 接着もボンドを使わず、エポキシ接着剤を使用した。 この方が打ち込み易く 接着剤のやせも無く、後々問題が発生し難いと考えている。 軽くOILを塗り 自然の木の色の変化を待つ事にする。 座面後を若干前より高目としている。 こうする方が 座った時 背筋が伸びる気がするからだ。 人にやっても良いと思うが、 この作りでは 後で何か 問題が起きる可能性が有るので、暫く我家で問題が無いか確認しよう。 冬の乾燥で ホゾが緩まなければ 良いのだが。