大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

平突き鑿 銘 読めず

2013-11-05 20:44:25 | Weblog
靖国神社骨董市で鉋2丁と鑿1丁を買ったら、2千円だと言う。 少し高いからまけてくれと言ったが 首を立てに振らない。 じゃあ何かおまけを付けてくれと言ったら良いと言うので 道具箱の中から この鑿を引っ張りだした。 かなり錆びていた。 こう言う場合 高そうな鉋など持ち出すと 多分駄目だと言うだろう。 それは別に売れるからだ。 この鑿は錆びていたし 余り買いそうな客が居ないと思ったんだろう。 帰って錆を落とすと結構しっかりした物だ。 錆もそれ程深くない。 研いだ感触も悪く無い。  しかしこのタイプの鑿は幾つか持って居るので これは誰かのお土産にしようと思う。  銘は 裏の根元に有るが これが上手く読めない。 残念だ。 こう言う鑿は建具屋さんが使う物だろうか。 大工の荒仕事には向かないきゃしゃな作りだ。 多分それ程使って無いだろ。 薄鑿は制作後 若干反りが出る場合があるが これはそうなっていない。 自分用にしても良かったかな。
その後 この鑿は 私の木工の先生にプレゼントした。 早速研いで使ったらしい。 切れたよと言っていた。 比較的甘い鋼だった様だ。 この人は鑿の研ぎも上手いから鑿の持つ能力を精一杯引き出して使うと思う。 鑿よ役にたってくれよ。
コメント
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