先日 道具箱から鑿を二丁持って来た。 どれも手入れに良くない物だ。 片方は柄が短く桂もはまってない。 そこで柄を抜いて作り直した。 材料は古鉋の台をつぶして使った。 この鑿の込みの部分には特選と刻印が有った。 柄を付けたが少し曲がってしまった。 これでも一応使えるだろう。 使って上手く無ければ 抜いてもう一度入れ直す予定。 写真左は 一分追入鑿 銘友奴 隣は 六分追入鑿 銘岩弘 右は抜いた元の鑿柄となる。 こんな短くて使えたのだろうか。 これで道具箱の使えそうな道具は大半が修理できたと思う。 皆の共有道具として使おうかと思う。
毎日寒いが 昼の比較的暖かい時間に浅草橋界隈の神社巡りと 道具屋森平を訪れた。 JRの浅草橋で下りて すぐ近くの森平に行った。 このお店は以前から知ってはいたが、訪ねた事は無かった。 そこでちょっと寄って見た。 かなり専門的な道具屋の様だ。 ひっそりと人影も無いので 店の中には入らず 外から覗いて見た。 道具類と砥石が置いて有った。 鋏も有った。 職人さんの使う道具が主力の様だ。 国秀の道具も見えた。 今日はお金を持って無いし、入って目に付いた物が欲しくなると困るので 我慢した。 いずれ改めて立ち寄って砥石でも求めたいと考えている。 職人が残した道具の中に 春吉銘の繰り小刀がある。 森平には 天仙寿と言う山崎春吉が鍛えた鉋が有るので、 この繰り小刀がもしかして 山崎春吉の作った物だとしたら 何かの 縁かも知れない。 確認して見たい所だ。 さて そこから 須賀神社 第六天榊神社 蔵前神社 諏訪神社 黒船稲荷神社 駒形堂 を見て雷門まで歩いた。 帰りに 人形焼を買ってお土産にした。 この隅田川界隈は色々なお店が有り 見飽きる事が無い。