大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

ヤスリ挟み

2015-12-01 20:30:01 | Weblog
これの正式な名前は知らない。 今でも売っているかも知れない。 鋸の目立てをする時
鑢で目を研ぐが その目立てやすりを挟む道具だとは知っている。
出来たら 自分でも鋸の目立て位はやりたいが、やり方を知らない。 一度はプロに教えて
もらった方が良いと思う。 自己流では 上手く行かない。 処でこんな物は今迄骨董市
でも目にした事は 無かった。 今回見付けたので購入した。 錆びてるから100円
だった。  安いのか高いのか判らない。 少し使って見ようか。
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追入鑿  四分 銘 東忍

2015-12-01 20:22:12 | Weblog
この鑿は柄が黒檀の様に見える。 裏がすごくベタ裏だが 二つ裏になっていた。 多分
高級品だろうと考えて購入した。 200円だった。 この銘は始めてみる。 何処で誰が
作った物か不明。 現在は十分研いで無いのでもう少し 研ぎ直す必要がある。 研いだ感触
では それ程研ぎ易いとも思えない。

今日は鑿を多く入手した。 鉋より場所を取らないから良い。
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追入鑿  一寸二分 銘 光政

2015-12-01 20:13:19 | Weblog
この鑿を手に入れた。 二百円だった。 比較的安かった。形も崩れて無いし長さも十分
ある。 柄は前の持ち主が自分で挿げた物だろうと思う。口金も合って無い様に思う。
でも安いので嬉しい。 叩いて使うので無くて手で押して使っても良さそうだ。 その様な
使い方に合せた様な割と鋭角な刃が付いている。 これは私が研いだ物だが、前の研ぎ角に
合せている。 まあまあ使えそうな鑿だ。 しかし柄は交換した方が良いかも知れない。
これも鉋台打ちに使えそうな鑿だ。 もう少ししっかり研ぎ直したら使って見ようと思う。
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薄平突鑿 6分 銘 信弘

2015-12-01 20:04:23 | Weblog
町田骨董市には 色々な業者が来ている。 道具類は余り無い。 探すのに苦労する。
今回は運よくこの突き鑿を見付けた。 値段を聞くと300円なので買ってきた。 銘は
瓢箪枠に信弘と有る。 私は知らない。 特に不具合が有る訳でもないのに割と安い。
帰って研いで見ると 余り良い研ぎ味では無い。まだ余り使われて無い様に思う。 研いだ
感触からすると余り切れないかも知れない。 しかし骨董屋もどう言う基準で値付けするのか
判らない。  まあ基本は欲しい人が居れば高くいなければ安くするのだろう。 相場と言う
物は有るのだろうか。 まあ安く手に入れば嬉しい。 鉋台を打った時に馴染みの部分を削る
時に切れ味を確かめて見よう。

その後何度か 台打ちの機会が有った。 その度にこの突き鑿を出して使った。 これが思いの他良く切れた。 これは良い。 結構硬い樫の木も削れた。 最近はこの突き鑿が無いと上手く台が出来ない。 押さえ溝の縁も上手く削れる。 道具は値段じゃないね。
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ワタリ その2

2015-12-01 19:53:05 | Weblog
2008年9月 東郷神社骨董市でワタリと言う畳屋の道具を手に入れた。 あれからこれと
同じ物は見る機会は無く、畳屋道具はもう骨董市には出て来ないかなと思った。特に畳屋の
包丁や畳に挿すピンは余り見る機会は無い。 所が今回町田骨董市でこのワタリを見付けて
購入した。 500円だった。 売る骨董屋も良く知らない様だった。 しかしこれを何に
すると言うのでもなく、ただ持っているだけなのは残念。 だから特に2個持つ必要も無い
とは思うが、つい買ってしまった。  前回の物よりこの方が若干上等の様に思える。
見れば 何と言う事も無い単純な道具で 自作も可能だろう。 以前有った畳の部屋も今は
無くて 我家には畳は無い。 だから畳屋は商売にならないだろう。 私も畳屋の商売を
駄目にした事になるのかな。 
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0554 二枚刃平鉋 銘 照秀 六分

2015-12-01 17:56:43 | Weblog
この鉋も町田骨董市で求めた。 既にかなり使い込まれている。 刃の全長は70ミリ
程度だ。 まだ少しは使えそうだ。 名工作 照秀 花押 釜エと刻印があり 角印
に何か書いて有るが、裏押しで消えかかって読めない。 結局 何処の物か不明。
多分 新潟の物だろうと思うが。  裏刃を見ると 梅花びらの中に寿と有る。めいずらしい
銘だ。 この鉋は台が余り良くない。 台頭が 打たれて繊維が崩れて凹んでいる。 これも
台を作り直した方が良いだろうが、取敢えずアロンアルファで繊維を固めてこのまま使って
試し削りまでやって見たい。刃は先が細かい欠けが有るから それを研ぎ下ろすまで時間が
掛かりそうだ。 上手く使えたらまた報告しよう。

と言う事でまたまた鉋が二丁増えた。 そろそろ整理して仕舞う場所を確保しないとならず
悩ましい所だ。期待に答えられなかった鉋は 少し放出するか検討しないといけないかな。

この鉋を少し使って見た。 台の狂いがかなり有った。少し削って直したが、台が薄い。
どうも刃をしっかり押さえられない様だ。 研いで見ると切れる刃だが、削りの途中で材に
深く食い込む事が有る。 食い込む力に台が負けている様だ。 それは刃をしっかりと
押さえる台の厚味が無いからだろう。 出来たら台を新に 打ち直した方が良いのかも
知れない。  まだ研究は続く。 

もう一度研ぎ直して見たが やはり切れは今一と思う。 これがこの鉋の実力かどうか判らない。 但し よく見ると刃先に細かい欠けが有る。 もう少し上手く研げば切れるのかも知れない。 私の研ぎの技術と今持っている砥石とこの刃のマッチングが良く無いだけかも知れない。 いずれにしても現状は思わしく無い。 今回も駄目なので一度撤退して またいずれ挑戦して見よう。

その後 裏押しし直して 更に研ぎ直した。 良く丁寧に研いだら結構切れる様だ。 しかし永切れするかどうかは不明。 もう少し試して見よう。
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0553 二枚刃平鉋 銘 風雲児

2015-12-01 17:41:44 | Weblog
町田骨董市にやって来た。 天気も良く割と暖かい。 人手も結構多い。これでもまだ10時
前だ。 着物や布地を売る業者の脇をすり抜けて裏手に廻り、いつもの業者からこの鉋を
二丁購入した。 二丁で千円だった。 じっくりと見て選ぶと言う程に鉋は無くて、結局
そこに有る二丁を買った。 この手の道具はめっきり少なくなった。 この鉋には台頭に
荒カンナと書いた紙が貼って有った。 これは業者が貼った物では無いだろう。
そんな面倒な事はしないと思う。 しかし荒カンナなんて 今時使う人は居ない。
殆ど機械で削り最後に仕上鉋を掛ける程度が一般的で 荒カンナを使い平面を出す様な仕事
では 時間が掛かり商売にはならないだろう。  荒鉋で表面を仕上げるとしたら相当昔の
話と思う。  だとすればこの鉋は古い物だろうか。 
台は相当枯れた色をしているが それ程古いとも思われない。 表面に何か塗ったのでは?
荒鉋はかなり激しく使うから、なまじの刃物では持たない。 切れる物を荒鉋に廻すと言う
話を聞いた事が有り 切れるかも知れないと期待して買って見たが 研いだ感触では普通の
切れだろうと思う。 これから台を調整して試し削りする予定。 風雲児の銘も初めて見る
物で 何処で作られた物か不明。 いずれ調べて判れば また書き足そう。 裏刃もついて
台もしっかりしていて500円と考えれば 普通に切れればそれで良しとして置こう。 

台を均して 刃を研ぎ直して削って見た。 この刃はかなり丸刃に研がれて折り 修正が
難しい。 何度か研ぎ直して行くと結構良く削れる鉋の様だ。 さすが荒鉋に選ぶだけの
事はある。 これなら結構使える鉋の様に思う。 台を削り直してしばらくしたらもう相当に
狂っていた。 今は乾燥する時期だし まだ狂いが出る様に思う。小型で切れる鉋に巡り合う
と嬉しい物だ。
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