大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

一枚刃平鉋 銘 春陽 (六分)

2017-04-27 23:11:08 | Weblog
木工を趣味にする仲間から 鉋の寄付が有った。 失礼な言い方で大変申し訳無いが、酷い状態の様だ。 鉋刃はまあまあだろうが、台がすごい。 古い物で自作台かも知れない。 刃を挿入する溝が左右ズレて切って有る様だ。 これは長年の材の乾燥で台が変形したのか、もともと狂っていたのか不明だ。 台の材も節の部分が有り素直な材では無い。 台の狂いを取るために、台上端を少し削り取った。 元は茶色く古色の付く台なので 恐らく古い物だろう。聞く所では 建具屋からもらった物と言うが そうだろうか。 刃は 春陽の銘が有り 結構良さそうだ。 左には 名工 変人作と読める刻印が有った。 刃幅65ミリ 刃長80ミリで まだ十分使える。 刃口は一枚刃鉋にしては広いので少し詰めたいと思う。 この状態で削りの感触を確かめて 良ければ台を 新たに作っても良いと思うが。  まだ試し削りの段階に無い。刃頭部の鉄のめくれは削り落としたが、地金は比較的柔らかく研ぎ易い方だろう。
コメント
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