これ程裏錆のひどい鉋も無い。 裏全体が錆びのニキビ面の様だ。 何度か研ぎ直して削りにチャレンジしたが思わしくない。 今回も裏出しして研ぎ直した。 状態は大分良くなって来た。 削って見ると一応削れる様だ。 この先もう少し研ぐとまた錆の部分に当たる。 今が一番ベストな状態かも知れない。 まともなら良い鉋だったかも知れないのに残念。
今日は富岡八幡骨董市に行った。 雨は止むかと思ったが、段々ひどくなりそうだ。 業者も帰り支度する所もある。 ある所でこの胴付鋸を買った。 千円で安いのか 高いのか判らない。刃は欠けて無いと思ったが良く見ると3か所程欠けが有った。 余り切れない様なので目立ては必要だろう。 銘を見るが 何時もの様に読みにくい。 今回はこれを中屋宗次郎として見た。 宗次郎は会津の鋸鍛冶とどこかに載っていた。 会津なら会津と記述しても良さそうだが無いので 宗次郎では無いのかも知れない。 それ程古物では無さそうだ。 まあそれ程使い込んでも無い様だ。 使って見ると刃の先の方に切れない所が有る。 あるいは変な物でも挽いた可能性は有る。 そこで目立てに出す程の物かどうか考えたが 良く判らない。 こんな胴付は他にも有るから、この鋸が他に優先して目立てする価値が有るか無いか 悩む所だ。 金が有れば皆目立てすれば良いのだが、それも勿体ないだろう。 自分で鑢を当てて鋼質を見て判断しよう。
今日は富岡八幡骨董市に来た。 雨模様で業者も少ない。帰ろうかと思ったが、見ているとこの皿が出て居たので購入した。 直径15センチ弱で 使い易いサイズかも知れない。 見ると 割れが有る様だ。 だから安いんだ。 3百円だった。 真中に鶴が手書きして有る様だ。 江戸時代まであるかどうか判らない。 明治位の物かも知れない。 藍の色も余り良くないかも知れない。 割れと言っても ヒビが2か所有るだけだが、無理すると割れてしまう可能性も有る。 少し瞬間接着剤を流して補強した。 漆を塗って金粉を撒く修理も有る様だが そこまでは手を掛けない。 これで何か酒のつまみでも入れれば良いだろう。
これは一般には なます皿と呼ばれているが、結構深さも有るので 和食の盛りに良い。
これは一般には なます皿と呼ばれているが、結構深さも有るので 和食の盛りに良い。