大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0744 土牛鉋の削り

2022-04-19 20:15:12 | Weblog
錆びは落ちたが、 刃先には大きな欠けが有る。  これを研ぎ落すのに 随分時間が掛った。  いつも#2000の砥石で 研ぎ落すがナカナカ研ぎ減らないので 今回は荒砥石を出して来て 研ぎ落した。  やっと削れる状態になったが どうも今一だ。 よく見ると荒砥石の研ぎ跡が少し残っていた。  それを研ぎ落して やっとこの程度削れる状態だ。

まだ研ぎが十分で無いのか ゴリゴリした感触の削りだ。 これで何度か研ぎ直して削っていれば段々良くなりそうだ。 まあ そこそこ使えそうな鉋で良かった。 もう少し 上手く削れる様に 頑張って見ようと思う。  
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0744 二枚刃平鉋 銘 土牛 六分

2022-04-19 19:58:11 | Weblog
既に一度紹介したと思う。  今回も高幡不動骨董市でこの鉋を入手した。 200円だった。  裏も有るし状態もそれ程悪くない。 土牛は既に何丁か持って居る。 比較的良く切れる鉋だと思う。  どちらかと言えば実用でガンガン使う道具だろうと思う。 刃幅 65ミリ 全長 95ミリ程度有る。  少し使って有る様だ。頭部は槌で打たれて 鉄がめくれている。 少しグラインダーで削り落として有る。 台はそれ程減っていないが、台頭は槌で打たれて真中辺りが 少し凹んでいる。 台は乾燥でそれ程狂っては居ないと思う。 刃の右上にはクラウンマークにMの文字が見える。 裏もしっかりした物が付いている。 来国俊と銘も有る。  さて何時頃作られた土牛だろうか。 よくわからないが それ程古い物では無いと思う。 整備出来たら試し削りして見ようと思う。 それ程錆も無いので 比較的早く削れる状態に持って行けると思う。 

台を整備したが どうも刃の左肩を打って 刃の左側を抜き気味にしないと 上手く削れない様だ。 だからこの左の肩の部分が槌打たれて居るのだろう。 どうも台が変形している様だ。 それ程酷くは無いようだが、刃を少し斜めに研がないと 上手く無い。 これを修正しようと試みている。 上手く行けばよいし駄目なら 台を打ち直すしかない。 刃の表馴染み側を見ると、64m/mの後にドットが打たれている。  多分何かの意味が有ると思う。
(2022/4/21)
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