これが3丁目です。 刃幅3ミリ 一分の鑿です。 銘は探して見たが無いようです。 これも柄の桂に近い部分に カタカナのナの掘り込みが有りました。 多分その2で紹介した 鑿の持ち主と同じ人が使った物でしょう。 桂を見ると 踊る状態だったので抜いて付け替えました。 錆を落として 少し研いで有ります。まだ研ぎは不十分です。 それ程使って無いようです。 一分は時々使う鑿ですが 研ぎが難しいです。 特に治具を使わず手で研ぎますが真直ぐ研げない事が多いです。 鑿刃先の角がまだ研げて無いので これからもう少し研いで見ようと思います。 もう一本ある幅広鑿は 桂が無く 調達が難しいので まだ柄を付けて有りません。 もう少し時間が掛ると思います。
これは2丁目です。 銘は彦成と有ります。 彦成は多分持って居ると思います。 錆はかなり酷くて 裏刃完全では有りません。 取敢えず錆を落として綺麗にした所です。 だがシミの様に錆跡が残って居ます。 この錆跡からまた錆びて来るでしょう。 刃幅12ミリで 四分と言う事でしょうか。 柄の桂に近い所に カタカナのナの様な掘り込みが有ります。 多分持ち主の刻んだ物でしょう。 錆びて居ますが それ程使い込んだ物では無いと思います。 まだ柄もしっかりして居るので このまま暫く使えるでしょう。 さて何処で作られた物でしょうか。 口金の形状を見ると 関東の物でしょう。 もう少し研ぎ直しが必要だと思います。 時間が掛りそうです。
先日高幡不動骨董市で入手した鑿の紹介をして見よう。 銘は光定と有る。 刃幅24ミリなので 八分となるかな。 柄をよく見ると カネ栄と刻印が有った。 詰まり新潟で柄を付けた物と思われる。 多分新潟で作られた鑿なのだろうと思う。 取りあえず 錆を落として少し研いで有る。 まだ刃先両端まで十分研げて無いので もう少し研ぎは必要だと思うが、長く研ぐと砥石の面も崩れるし、気分が載らないので この程度で止めて写真を撮り紹介して見た。 使い込んだ物では無いのでまだ十分使えるし、柄を交換する必要も無いと思う。 今後少しつつ 使いながら研ぎ直して行こうと思う。
現在整備中の鑿は これから柄の交換を予定している一丁を除き、順次紹介して行こう。
現在整備中の鑿は これから柄の交換を予定している一丁を除き、順次紹介して行こう。