今日は 11月2日だ。 町田天満宮骨董市はきょう開催された。 天気も良くて暑いくらいだ。
少し 市を覗いて見た。 何時もの業者から鋸2本を購入した。 1本 300円で2本なら500円
だと言う。 そこで2本まとめて 購入した。 ほんとうは1本で良かった。 でも500円なら良いと
しよう。 鋸は錆がすごくてまず普通の人は買わないだろう。 買っても目立てしないと切れないと思う。
これを目立てに出したら とんでも無い値段になる。 私は自分で錆を落として 目立ても自分で行う。
右側の鋸は 八千代と銘が有る。 どこで作られた物なのか不明だ。 時計のゼンマイの様な 黒っぽい
ブルーの地金だ。 錆は有るがまだ真面な方だ。 甲高い音がする。 硬い焼き入れの様だ。
左の鋸は錆を落として見たが銘は無い。 横引き歯が相当使い込まれている。 9寸と思われる鋸の割に
細かい歯の様だ。 錆はスクレーパでそぎ落としてから 回転するサンドペーパで落とした。 まだ目立て
してないが 刃の真ん中辺りに どうも怪しい ひび割れが有る。 これはどうも良くないかも知れない。
目立てして 使えるのか確認して見よう。
この所鉋に代わり鋸を買う事が多い。 安い割に 色々遊べるからだ。 もう50本は溜まっただろう。
目立ては 今日はやらない。 疲れたから 明日以降時間の有る時にやるつもりだ。
これら鋸のその後について
まず右側の鋸だが、 一応変な曲がりや癖は無い様だ。 横挽歯を少し目立てして見た。 これで一応
切れる様になった。 少しアサリ出ししないと 挽き難い様だが、 下手にすると歯を折るので今の
所行って居ない。 後でゆっくりやろう。 一応使えそうだ。
左側の鋸はどうか。 まず鋸板に有る ひび割れは 裏返して見ると無い。 この辺りで少し曲がりが
有るが 歪直しして見た。 完全では無いが一応少し良くなった。 横挽き歯を目立てして見た。
これできれる様だ。 但し歯の内 5本程度 折れている。 折れた所まで目立てするのは大変なので
そのままとした。 やはりアサリ出しが必要だ。 歯の先端部分が 錆びて腐りも有り 無理に叩くと
折れるので これも止めて置いた。 無理して ずいぶん歯を折っているので 今回は行ってない。
精密な使い方は無理だが 荒く材を引くに充分使える。 縦挽きの方は時間が有る時にやって見よう。
今回は左側の銘の無い鋸について 少し書いて見ようか。 横挽き目はかなり使い込まれている。
余り切れないので 私が2回ほど目立てして見た。 鋸目の形を直すために、スリコミ目立てして更に
アサリも出して見た。 余り上手くは出来て無いが 大分切れる様になった。 これで普通には使える
と思う。 暫くはこれを使って見ようと思う。 今の所 右側の鋸の横切りよりはスムースに挽ける様に
思う。 やれば出来る物だ。 錆も使っていると 段々落ちる様に思う。 (2023年11月17日記)