大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

箱の組立

2023-11-08 17:54:52 | Weblog
この所 良く作る箱の組立について少し説明して見よう。 これは我流で参考に成らないかも知れない。
箱の組立は箱の側面4面をまず組み立てて その後で 底板を はめ込むと言う順番で作る。
側板は長手側と妻手側と 留で接合する。 留部分の接着だけでは弱いので、かんざしを入れる場合が多いが
余り格好良くないので 私はやらない。 替わりに 留部分に溝を切り 雇サネをはめ込む。 これは余り
きつくすると、留部分が合わない時、調整が出来ないので 緩く作り事前に確認している。

組立は定盤の上で行う。 平面をきっちり出すために必要だ。 現在は昇降盤を定盤代わりに使っている。
事前に側板にテープを貼って組立た時 ずれない様にする。 接着剤を塗り急いで留の組立を行う。 接着したら
事前に貼って置いたテープで仮固定する。 総て留の接着が終わったら、ずれが無いか確認する。
直角も確認するが、殆ど会っている。 その後 荷作り紐を二重に掛けてしばる。 此処では無理にきつく
締めなくて良い。 その後四隅に各棒を挟む。 これでしっかり接着出来るので、後は乾燥を待つと言う
手順になる。 写真は組立終わり、紐を掛けて棒を入れた所。 特別な道具は無くてもこれで充分用が足りる。

まず焦らず 手早く行う事。 組立ミスが無いように 事前に段取りを確認して置く事が大切だと思う。
この後 組み上がった物を紹介する予定です。
コメント
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