大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

水準器

2013-07-05 22:59:23 | Weblog
町田骨董市で買った水準器だ。 これは手の入れようも無い。 一見使えそうだが 良く見ると、垂直を確認する 丸く繰り抜いた穴の中の 水管が壊れて 中の水が抜けてしまっている。 水平は確認できるが 垂直は確認できない。 だから手放したんだろう。 材は桜だろうか。 山三の焼印が気に入って 手に入れた物なので、取敢えずOILを塗り整備した。 裏に 墨書きの住所と名前が書いて有るらしいが、薄くて読めない。 以前の持主は 五十嵐さんと言うのかも知れない。 住所には ・・大字登沢と読めるが 後は不明。 さてこれをどうするか思案中。   
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八角玄翁 銘 なし 

2013-07-05 22:47:32 | Weblog
先日 買って来た 金槌の折れた柄を抜き 錆を落として 磨いてやった。 錆落としに スクレーパで錆を こすり落としたが、金槌の表面は それ程 硬く焼き入れされていないようで、 それでもスクレーパのこすり傷が残るほどでも無く、微妙な硬さだ。 それ程使って無いのか、打撃面も余り だれてない様だ。 多少 ふくれた部分は グラインダーですり落とした。 よく見たが、銘はない様だ。 残念。 柄のひつの部分は 幅広の細長い長方形で 出来ている。  頭部は600グラムと 相当重い槌なので 柄は短くした。 この柄は以前 架矢の柄だったが 雨に塗れて 曲がった物を 切り取って使った。 柄の挿入部は幅広で薄い作りになっているので、相当削って やっと挿入した。 まだ2/3程 挿入して それ以上は入らない状態だ。 しかしこのまま暫く使えば 冬場には 乾燥して必ず緩むから その時入れなおせば しっかり入ると思う。 だから無理に抜いて入れ直さず、そのままとした。 取敢えずこれで 柄付けは完了として握り部分を手に馴染む様に削っている。 しかし この金槌は 私には少し重すぎる。 これでは 使いこなせ無いかも知れない。
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小型仕上砥石

2013-07-02 19:57:21 | Weblog
これも 町田骨董市の収穫品。 と言っても最初はこれが砥石で有るかどうか確信が 無かった。 横78ミリ 奥行き50ミリ 厚み 24ミリ と比較的小型で 真中は低く丸くえぐられた形だ。 多分 外丸鑿の仕上に使った物と推定している。 砥石をひっくり返して 平らな部分で鑿を研いで見たが 滑らかな研ぎ味で 鋼を良くおろした。 もう少し大きかったらもっと使い易いと思ったが 贅沢は言えない。 鑿研ぎに 使わしてもらおう。 こんな物を百円で売って良いのかなと 思うが 砥石は良い物を持って無いので 有り難く 活用したいと思う。
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0470 鉋刃  銘 橘丸

2013-07-02 19:41:48 | Weblog
先日町田骨董市で買って来たガラクタの一つ 鉋刃を少し整備してみた。 この刃は長く鉋台に挿入されて放置された物の様だ。 表なじみ部分が相当厚い錆に覆われていた。 更に刃を押える溝部分に当たる両端の腐食も酷い状態で 普通の人は手を出さない代物だろう。 事実 今年初めから この骨董屋の箱の中で 何度も見て手に取っている。 今回は百円なので買って来たのだ。 刃幅 65ミリ 全長65ミリで 既に使い切った物だと思う。 台は無かったが 有っても台にもぐり込んで 使い難い状態だろうと思う。 ちびた刃を 使う事を良しとする人も居るが、 それは単なるけちだと言う人もいる。 調整し難い使い難い物を無理して使わず 有る程度使って 減って来たら それは道具としての寿命は尽きたと考えるべきかも知れない。 さてこの 橘丸 と言う銘は 全く知らない。 東京 保険と言う刻印も有るが 何処のどう言う鍛冶屋が作った物か 全く情報が無い。 但し錆を落として研いで見たが 結構良い研ぎ味で 研ぎ易い。 残念だが 刃先は 錆で黒く穴が開いた様な部分も有り、もう少し研ぎ下ろさないと 使えない。 刃の真中部分だけでも 上手く研ぎ上がったら、 台直しにでも仕立てて見ようかと思う。 こう言うちびた鉋刃の活用方法は無いものだろう。 
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ガラクタ道具の購入

2013-07-01 17:43:30 | Weblog
今日は 1の日で 町田骨董市に行って来た。 月曜日なのに この人の多さは何だろう。 町田天満宮境内は 人が多くて 動き廻るのも大変な程だ。 今日は道具物は 余り無い。 色々見て廻り 此処に有るガラクタを手に入れた。 上の右は 柄の折れた金槌 百円。 普通の金槌より 一回り大きく重い物だ。 その隣は 多分 砥石だろう。 丸鑿の仕上に使った物だろうか。 少し怪しいが 百円。 その隣は 錆びた鉋刃 百円。 刃先が錆に食われて 多分まともには使えないだろう。 下は水準器で 三百円。 これは無理に買う必要は無かったが、 端に山三の 焼印が有るので買って来た。 山三は私が使う屋号なので。 どれもひどい錆と汚れで 普通の人は手を出さないと思う。  これから 錆を落として 磨いて 柄付けや台打ちして 遊ぼうと思う。 全部で六百円なので 往復の交通費より安く ガラクタが手に入った。 上手く仕上がったらまた 報告しよう。 
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幸之助と伝統工芸 パナソニック汐留ミュージアム

2013-07-01 17:29:18 | Weblog
この辺りは 旧新橋停車場が有り、再開発された所とは、知っていたが、来るのは始めてだ。 新橋駅から近いし 割りと便利で 廻りの食い物も安くて上手い所が多い。幸之助の蒐集品を展示しているが、現代の名工の作品が多い様だ。 中でもじっくり立ち止まって見たのは、黒田 辰秋の拭き漆の棚だった。 ビデオを30分近く見た。 辰秋氏の鑿の研ぎ方、鑿の打ち方、鉋の掛け方等総てが 参考になった。 硬い欅を使うのに、鑿の切味がすごいと感心した。 私には 出来上がった作品よりも 製作過程の方がとても参考になった。 このビデオ欲しいなと思ったが、販売はしてない様だ。 残念。 
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