あなた
ツバキの一片が潔よしと花瓶の横に、ヒッソリと佇み、より一入花の美しさが際立っている。
人間もそんな風に生きられたら…
そうには、なれないけれど足手纏いにだけはならないで、終わりたい。
未来永劫まで、続くであろう自然界!そのお天気でさへ、今日の様に晴れたり、曇ったり、雪が降ったりと
目まぐるしく変わるのだから…やっぱり大変…
この、2・3日…出かけました、特に何をするわけではないのに…
なんだか、どっぷり疲れ、掃除と洗濯がすんだら、もうなにもしたくなくって…
ストーブを背にただ「ボウ~」と、「今日も終わるんだなぁ」って…
庭の雪が随分少なくなったな…ってみてます、ただボンヤリと。
本を読む気力もない…どうしたのかな?
閑寂
なんにも訪(おとな)ふことのない、
私の心は閑寂だ。
それは日曜日の渡り廊下、
――みんなは野原へ行つちやつた。
板は冷たい光沢(つや)をもち、
小鳥は庭に啼(な)いてゐる。
締めの足りない水道の、
蛇口の滴(しづく)は、つと光り!
土は薔薇色(ばらいろ)、空には雲雀(ひばり)
空はきれいな四月です。
なんにも訪(おとな)ふことのない、
私の心は閑寂だ。
中原中也の詩集より~~
わたしの心の中にも風が吹き、雪が降ってます…
あなた、でも静かに今日の日の帷が降りてきます。またね…