あなた
今日も目覚めました。
時は止まりません。わたしの旅は遅々としながらも、時の流れのように、進んでいるようです。
あるときは、横道にそれ野草を愛でる…
あるときは、雪の多さに戸惑いちょっと立ち止まる…
あるときは、人の情けに喜び…
あるときは、訳もない謗り(そしり)に耐え…
あるときは、人の優しさに泪する…
そんな自分をそっくり纏めて…愛しいと思える様になりました…
庭の雪がお陽さんの暖かさに少しずつ、とけだし滴がキラッキラッって輝いている。
わたしは、こんなに素晴らしい日に生きていられる…
倖せとおもいます。
でも一人ということは、淋しくて…哀しくて…
昨夜も眠れなくて…「昨日と今日の」交差点が過ぎても、まだグズグズと、ただボンヤリと…
頭が壊れかけてきたのだと?…
腫れた瞼が重い。
「あなた~援けて…」って言いたいけど…
案外あなたは、冷たくて病院で熱を出したとき、手を出しても”クルリ”と背をむけ行ってしまった。
色んな事はあるけれど、残りの日々を今日のお天気の様に穏やかに、過ごすことできたら…どんなに幸せでしょう…
「なげけとて つきやはものを おもはする かこちがほなる わがなみだかな」 西行法師