『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

夜の「無言(しじま)」のなかに身を潜め…

2014-02-27 15:52:29 | Weblog

 

                           
          カランコエとセントポーリヤ                                  八重咲カランコエ

    あなた

 カランコエ可愛いでしょう…

 八重咲のカランコエが可愛くて買ってきました。

 セントポーリヤは、あなたが手塩にかけて育てていましたが、わたしが入院してるうちに半分が駄目になって、しまい…

 この半分も、な~んだか元気なく、もしかしたら?…って心配…

 栄養剤もやっていましたが…花もちゃんと判っていて、わたしを甘くみているようです。

 

 今日も穏やかなお天気です。

 控えめな優しい輝きが庭の雪を少し融かして…

 でも春の音はまだ、届きません……

 

 夕ざれば野辺の秋草身にしみてうずら鳴くなる深草の里     藤 原 俊 成

 狩りにこし鶉の床の荒れはてて冬ふかくさの野辺ぞ淋しき    後 鳥 羽 院

 二首とも平安朝時代に詠まれた和歌です。

 

 そろそろ、お陽さんとも、「さよなら」して、夜の帳が降りて… 

 そして、昏い無言(しじま)のなかで、ひっそりと身を潜め、また、明日の目覚めを願って…