『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 眩しい陽の光が尾をひきながら、雲の中に沈んで…

2014-02-26 15:51:09 | Weblog

  

                          

     あなた

 此処しばらく春のような陽気が続いているせいか、見て!雪が一気にとけだし庭の木が少しずつ見えるようになったよ…

 石楠花の葉っぱも開き、マユミが顔を出して…

 でもマユミちょっと戸惑って恥ずかしげにうつむいて…可愛い~

 

 今年は例年にない大雪で気持ちも滅入って…

 家も、わたしも、すっぽり雪の中に埋まってしまったような…不安に苛まれて…

 

 でもお陽さんが、万遍なく照らしてくれたお蔭で、雪も少なくなり、気持ちも明るくなったよ…

 

 もう、いい加減一人の生活に慣れなければいけないのに…

 なり切れない自分に苛立ち、「駄目だな」って思うよ…

 

 心の奥の欠片は、相変わらず消化していないし…~

 

 柔らかい陽の光も、きょうは終わりよって…

 眩しい光の尾をひきながら…雲のなかに入って…だんだんと沈んで…