あなた
此処しばらく春のような陽気が続いているせいか、見て!雪が一気にとけだし庭の木が少しずつ見えるようになったよ…
石楠花の葉っぱも開き、マユミが顔を出して…
でもマユミちょっと戸惑って恥ずかしげにうつむいて…可愛い~
今年は例年にない大雪で気持ちも滅入って…
家も、わたしも、すっぽり雪の中に埋まってしまったような…不安に苛まれて…
でもお陽さんが、万遍なく照らしてくれたお蔭で、雪も少なくなり、気持ちも明るくなったよ…
もう、いい加減一人の生活に慣れなければいけないのに…
なり切れない自分に苛立ち、「駄目だな」って思うよ…
心の奥の欠片は、相変わらず消化していないし…~
柔らかい陽の光も、きょうは終わりよって…
眩しい光の尾をひきながら…雲のなかに入って…だんだんと沈んで…