続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

夢だったのか。

2013-04-04 06:48:22 | 日常
 雨風の強い晩、もう夜も更けたという頃になってドアがきしむ音がした。

(なんだろう)誰?という間もなく階段を上がっていく中年と思しき女。果して見覚えがない・・・誰だろう、身内だからこそ黙って家に入ってきたのだし、二階へ行こうとしている。

 一瞬横顔が・・・従姉の・・・と、思う間もなく、階下の和室に座っている男に気づいた。座っているのでわたしの目線からは表情はまるで見えない、けれど明らかにこちらは父である。

「おじいさん、どうして?」(どうして、死んだはずじゃなかったの!)

 声にならない声、胸は塞がれたまま眼が覚めた。(夢だったのか)


 ではあの女の人は母だったのか・・・。


《なんで?なんで?》まさか、わたしを迎えに来たの?
 わたしの死期が近づいているのかしら。
 わたしの何が心配でこうして戻ってきたのだろう。

 眼が覚めてからも今もずっと、父の座り込んだ姿や病弱だったはずの母が階段を一気呵成に上る足の感じが離れない。

 わたしの何を叱りに来たのだろう、それとも何か不憫を思って甦って来たのだろうか。

 倹しい暮らしだけれど、無事人生の終盤を全うする覚悟の日々を過ごしています。

「お父さん、お母さん、わたしを生んでくれてありがとう。」一瞬のことで挨拶もできなかったけど・・・。

『セロ弾きのゴーシュ』48。

2013-04-04 06:36:44 | 宮沢賢治
「むずかしいのは、これをたくさん続けたのがあるんです」
「つまりこうだろう」セロ弾きはまたセロをとって、かっこう かっこう かっこう かっこう かっこう とつづけてひきました。
 するとかっこうはたいへんよろこんで途中から、かっこう かっこう かっこう かっこうとついて叫びました。それももう一生けん命からだをまげていつまでも叫ぶのです。
 ゴーシュはそろそろ手が痛くなって、
「こら、いいかげんにしないか」と言いながらやめました。

 痛いはツウと読んで、ツー(Two)/二つ。

☆族(血族)の談(はなし)を図(計画する)。
 注(書き記す)教(神仏の教え)に溢れている照(普く光があたる=平等)は冥(死後の世界)の教(神仏の教え)である。
 主(中心となるもの)は二つ現れる。

『城』1232。

2013-04-04 06:12:37 | カフカ覚書
「困ったことですって」と、お内儀は言った。「どっちにしたって、あなたのなさることは、反抗に違いないじゃありませんか。それじゃ、まあ、お好きなようになさい。すみませんが、スカートをとってくださいな」

 スカート/Rock→Ruck/ぐっと押すこと、衝撃。
 とる/Reichen→Raichen/復讐する。

☆「ひどいことですって」お内儀(監視)は言った。「あなたの死は反抗に違いない。復讐をぐっと押してくださいな」