アマリリス第2段
江嵜企画代表・Ken
アマリリスの生命力にただただ感動している。お見それしましたというのは
彼女のために用意された言葉のような気がしてならない。
5日前に描いた時は、花は一輪のみだった。それがどうだ、次々開花し、背丈
も伸びて今では4番手が私の出番よと言わんばかりに、舞台正面に躍り出て
来たではないか。
ついこの間まで、控えめに左隅に頭を出していたつぼみが、ここ3日の間に
ぐんぐんせり出して来て、今朝起きてテーブルの上の鉢植えを見たら、ぱっ
くり口を開けたように、花弁が一気に顔を差して来た。それがなんと、スケ
ッチしている間にスローモ―ションの映像のようにぐんぐん大きくなって行
くのである。
右はし上の花弁は役割を終えた姿である。ところが、枯れかけてなおめしべ
を突き出している姿を見て、生命の執念のようなものを思わず感じて
しまった。
先週神戸も梅雨が明け、連日の猛暑であるが、アマリリスさんに、元気を
出せと、励まされた次第である。アマリリスさん、ありがとう。
感謝の気持ちでいっぱいになった。(了)