ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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スペースシャトル30年の歴史に幕、コストと危険が命取りだった(学校で教えてくれない経済学)

2011-07-09 11:35:05 | 経済学
米スぺースシャトル最後の打ち上げの様子をロシアRTR,ドイツZDFが取り上げた。ロシアRTRは、「今後はロシア、ソユーズ宇宙船のみとなる。宇宙産業をロシアが独占することになった。お金がかかり過ぎた。その上安全でないことが分かった。」と誇らしげに語るアナの表情がテレビ画面にはっきり出ていた。

ドイツ ZDFは「過去30年で355名が乗った。135回目の打ち上げで全てが終わった。一回の打ち上げで5憶ドルかかった。かつ安全でなかった。1986年のチャレンジャー号爆発のあと、2003年のコロンビア号の事故が致命的だった。」と解説した。「技術も人もいる。2020年からはじまる宇宙センター建設を目指す」と語るNASAのスポークスマンの談話を紹介した。

スペースシャトル飛行停止はアメリカ凋落の象徴の一つであろう。ところで、今朝のロシアRTRは「米アトランタ州で学力テストを教師が間違いを鉛筆で消して正しい答えに書き替えていたことが発覚した。生徒の成績と教員の給料がリンクしている。生き残りをかけて競争が激化している」と解説、アメリカが直面している一面をスペースシャトル中止の二ュースのあとにロシアRTRが紹介していたところが面白かった。

改ざんではないが、九州電力の副社長がニセメールを指示していたことが明らかになって、そこまで電力会社の病根が広がっているのかと多くの日本人も認識した。9日付け読売朝刊社説で「九電、真鍋社長は「ノ―コメント」を連発し、「そんなに大きな問題か?」などと語った。」と紹介していた。

昔、「インド人もびっくり」という言葉が妙に流行った。そのインドで、今、賄賂、汚職の取り締まりにインド政府が力を入れているとインド国営テレビが紹介していた。麻痺すると悪事も悪事と思わなくなるのであろう。「麻痺」を広辞苑で引くと「感覚がなくなること、または心の働きが鈍くなること」とあった。

英BBCがトップでキャメロン首相の側近だったアンディ・クルソン容疑者を盗聴と贈賄容疑でロンドン警視庁が逮捕したと報じた。カメロン首相は「彼は長年の友人である。人間として問題なかった」と語る様子を英BBCはテレビ画面に写していた。苦し紛れの答弁であることは見え見えだった。イギリス国民もそう思うだろう。マスコミと政治家との持ちつ持たれつの癒着の構造を垣間見る思いである。

英BBCは、ケニア、ソマリアなどアフリカ東部が60年振りの干ばつに見舞われ、1000万人が飢餓状態に置かれている。一日数千人の難民が国境に移動していると伝えていた。スイスから来た看護婦さんがひとりの瀕死の赤ん坊を助けようとしたが、「この子はもう生きられない」、と言い、死を受け入れようとした。「家に5人の子供が待っている。彼らを助けて欲しい」と訴える母親の姿を写していた。

影が薄くなった8日のNY株式市場だが、6月の米雇用数が、予想の10万増に反して、1万8,000人増にとどまったこと、6月の失業率が9.2%へ増加したことを嫌気して、NYダウは、前日比62ドル安、12,657ドルで取引を終了した。一時150近く下げた。NY原油(WTI)はバレル2.47ドル安、96.20ドル一方、NY金先物は、トロイオンス11ドル高、1,541.20ドルへ値上がりした。NY外国為替市場は、ドルが売られ、1ドル=80.62ドル、1ユーロ=115.02ドルで取引された。

「ワールドWaveMorning}(経済情報)に出演した三菱東京UFJ銀行、原久充氏は「来週末予定のバ―ナンキ米FRB議長の年2回恒例の議会証言を注目している」と話していた。米国経済の明日を占うヒントを必死に探そうとしているのであろう。アメリカも大変だが、ギリシャ、ポルトガル財政に火がついたユーロ圏経済も不安は尽きない。そんな中で震災後4ケ月ちかくたっても何一つ将来の展望を国民に提示できない政治家をいただいた日本国民は不幸である。(了)

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