日本列島は猛暑続きだが韓国は連日の大雨で野菜はじめ食料品価格が15~20%以上値上がりしている。これは南からの暖かい空気とシベリアからの冷たい空気が韓国上空でぶつかり、不安定な状態になっているからだ。一方、日本列島はるか南の鳥島で台風6号が発生し、ゆっくりと沖縄方面に向かっているなどと13日朝の「ワールドWaveMorning」の「アジアの天気」のコーナーで解説していた。「世界の天気」は、小学校の子供にも是非見せてやってほしいと常々思っている。
今朝放送のドイツZDFは、EU財務相緊急会議が12日ブリュッセルで開かれたが「決定的解決策を見いだせず散会した。ギリシャ含む赤字国の補てんをその他の国の納税者のみに負担させられない」と伝えていた。スペインTVEも「EUはいま混乱の極みにある。ユーロの将来が懸念される。10年物国債のドイツ国債との利回り格差が、ギリシャ5.61,アイルランド5.83、ポルトガル5.36、イタリア2.85と拡大している」などと紹介していた。
もともと財政危機にあったアイルランド国債の格下げのニュースが、この日の取引終了前に伝えられ、12日のNYダウは、前日比59ドル安、12,446ドルで取引を終了したと「ワールドWaveMorning」(経済情報)が伝えていた。米ブルームバーグに出演した米投資会社、マイケル・ヴォ―ゲルザング氏は「米国経済は住宅からはじまり今や雇用にまで広がり、株式市場は足踏み状態がこの先長い間続くだろう。大リーグのシカゴ・カプスの優勝を期待するようなものだ。」と解説していた。
12日のNY外国為替市場では、リスク回避から日本円が対ユーロ、対ドル共に買われ、1ドル=78.94~96円、1ユーロ=110.29~36円で取引された。日本で生活しているとどこから見ても日本円が買われるような雰囲気にならないが、それだけドルやユーロを取り巻く環境が、12日開かれたEU財務相緊急会議でも指摘された打つ手なしの状態に置かれていると捉えておいた方がいいかもしれない。EU緊急理事会がギリシャ問題を議題に15日に開かれる予定と伝えていたが、欧州通貨ユーロ全般が討議されると見られている。
12日のNY原油(WTI)先物相場は、バレル2.28ドル高、97.43ドルで取引された。景気が悪ければ原油が買われる道理はないが、ドル、ユーロが売られた反動だろう、資金が商品相場へ流れた。資金の流れはNY金先物市場でも見られ、トロイオンス13.10ドル高、1,561.90ドルで取引された。明らかに投機的動きと見られるが、本来臆病なお金が金に避難場所を求めているのかもしれない。
避難場所ということでは、今朝の英BBC放送は、アフリカからの難民がリビアトリポリ経由でイタリアのランべド―サ島に小舟で渡って来ていると伝えていた。マイクを向けられたリビアから来たと言うある男は「リビアは内戦状態だ。死ぬよりいい。海にのがれて来た」と話していた。BBCのアナは、「ヨーロッパには既に2,400万人の失業者がいる。その上に難民を受け入れる余裕はない」とコメントしていた。
韓国KBSは、日本で牛肉から放射性物質が検出された。餌の藁に基準の50倍の放射能が検出された。内部被ばく検査を受けた牛肉は10%に過ぎなかったと日本政府のずさんな対応を指摘していた。さらに韓国KBSは「渤海原油流失事故を中国が1ケ月近く隠していた。いまなお海上に油が帯のように浮かんでいる。中国の責任が問われる」と厳しく指摘していた。
日本ではマスコミも含めて朝から晩まで菅首相が辞めるやめないで騒いでいる。もっと世界に目を向けよう。全て大人の責任だ。これでは将来を託されている日本の子供が余りにもかわいそうだ。(了)
今朝放送のドイツZDFは、EU財務相緊急会議が12日ブリュッセルで開かれたが「決定的解決策を見いだせず散会した。ギリシャ含む赤字国の補てんをその他の国の納税者のみに負担させられない」と伝えていた。スペインTVEも「EUはいま混乱の極みにある。ユーロの将来が懸念される。10年物国債のドイツ国債との利回り格差が、ギリシャ5.61,アイルランド5.83、ポルトガル5.36、イタリア2.85と拡大している」などと紹介していた。
もともと財政危機にあったアイルランド国債の格下げのニュースが、この日の取引終了前に伝えられ、12日のNYダウは、前日比59ドル安、12,446ドルで取引を終了したと「ワールドWaveMorning」(経済情報)が伝えていた。米ブルームバーグに出演した米投資会社、マイケル・ヴォ―ゲルザング氏は「米国経済は住宅からはじまり今や雇用にまで広がり、株式市場は足踏み状態がこの先長い間続くだろう。大リーグのシカゴ・カプスの優勝を期待するようなものだ。」と解説していた。
12日のNY外国為替市場では、リスク回避から日本円が対ユーロ、対ドル共に買われ、1ドル=78.94~96円、1ユーロ=110.29~36円で取引された。日本で生活しているとどこから見ても日本円が買われるような雰囲気にならないが、それだけドルやユーロを取り巻く環境が、12日開かれたEU財務相緊急会議でも指摘された打つ手なしの状態に置かれていると捉えておいた方がいいかもしれない。EU緊急理事会がギリシャ問題を議題に15日に開かれる予定と伝えていたが、欧州通貨ユーロ全般が討議されると見られている。
12日のNY原油(WTI)先物相場は、バレル2.28ドル高、97.43ドルで取引された。景気が悪ければ原油が買われる道理はないが、ドル、ユーロが売られた反動だろう、資金が商品相場へ流れた。資金の流れはNY金先物市場でも見られ、トロイオンス13.10ドル高、1,561.90ドルで取引された。明らかに投機的動きと見られるが、本来臆病なお金が金に避難場所を求めているのかもしれない。
避難場所ということでは、今朝の英BBC放送は、アフリカからの難民がリビアトリポリ経由でイタリアのランべド―サ島に小舟で渡って来ていると伝えていた。マイクを向けられたリビアから来たと言うある男は「リビアは内戦状態だ。死ぬよりいい。海にのがれて来た」と話していた。BBCのアナは、「ヨーロッパには既に2,400万人の失業者がいる。その上に難民を受け入れる余裕はない」とコメントしていた。
韓国KBSは、日本で牛肉から放射性物質が検出された。餌の藁に基準の50倍の放射能が検出された。内部被ばく検査を受けた牛肉は10%に過ぎなかったと日本政府のずさんな対応を指摘していた。さらに韓国KBSは「渤海原油流失事故を中国が1ケ月近く隠していた。いまなお海上に油が帯のように浮かんでいる。中国の責任が問われる」と厳しく指摘していた。
日本ではマスコミも含めて朝から晩まで菅首相が辞めるやめないで騒いでいる。もっと世界に目を向けよう。全て大人の責任だ。これでは将来を託されている日本の子供が余りにもかわいそうだ。(了)