ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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子供たちはアンパンマンが大好きだ、生きるということの素晴らしさを知っているからだ

2011-09-03 09:30:23 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


台風12号が高知の海岸に9月3日の午前にも上陸するとの予報である。台風が近づいている割にはこちら神戸の風はなぜかおとなしい。雨もひどくない。大事に至らぬことを祈るのみだ。ところで、9月1日、「防災の日」NHKスペッシャル「巨大津波が都市を襲う」という番組を見た。高知では大災害に備えて具体的に動き始めたと報道していた。たまたま続けて見た「驚異92歳、やなせたかし、アンパンマン誕生秘話」が面白かった。

やなせたかしさんが「僕らはみんな生きている」の言葉で始まる「手のひらに太陽を」の歌の作詞者であることもはじめて知った。アンパンマン誕生の秘話では、氏の従軍経験が大きく関わっていた。「正義と言うものがいかに信用できないか。人生で一番辛いことは食べられないことだ。」とやなせたかしさんは話していた。また、「アンパンマンは自分の顔をかじらせる。残酷だ」と非難された。ところが、子供には大変な人気になった、と話していた。

番組の中でヤナセタカシさんは、声を張り上げて「アンパンマンの歌」と「手のひらに太陽を」を歌った。子供の感性を92歳の今の今まで持ち続けておられる。フクシマ原発被災地でもアンパンマンの歌を歌った。ふさぎこんでいた子供たちの顔が見る見る明るくなった。自分の方が子供たちから力をもらったと話していた。

こちらは「学校で教えてくれない経済学」。2日のNY株式市場は、8月の米雇用統計が大方の予想に反して7月横ばいだったこと、失業率も9.1%変らずだったことを嫌気して、NYダウは前日比253ドル安、11,240ドルで取引を終了した。株が売られ債券が買われ、10年物米国債の利回りが年1.994%と2%を切った。NY原油はバレル2.48ドル下げ、86.45ドル、NY外国為替市場では欧州不安からユーロが売られ一時1ユーロ=1.4193ドルまでユーロが下げた。ユーロ先安不安を受けて、NY金先物相場はトロイオンス47.70ドル高い、1,873.70ドルで取引された。

米ブルームバーグに出演した投資会社CEO,F.キャノン氏は「債券相場の利回りが2%を切る事態になると、特に金融機関は苦しい」と話し、D.マクマホン氏は「米FRBは動かざるを得ないだろう。しかしQE2は成果が出なかった。金融緩和は長期的には疑問だ。米国経済の先行きは暗いですね。」と話していた。「8日にはバ―ナンキ議長とオバマ大統領の演説を控えており、ドル安・円高リスクを抱える展開が予想される」と三菱東京UFJ銀行、岩岡聰樹氏は解説していた。NY外国為替市場では1ドル=76.77円、1ユーロ=109.04円で取引された。2日、欧州株価が前日比3%前後値下がりした。欧州金融不安がユーロ安を助長している。

その他の「ワールドWaveMorning」ではロシアRTRが「66年前の1945年9月2日は、旧満州ハイラルを守った関東軍の要塞を撃破した記念日にあたる。ハイラルは大激戦地だった。この要塞建設に徴用された現地人は捕虜となり、秘密漏えいを怖れた日本軍に全員銃殺された。」などと紹介していた。日本では1945年8月15日に戦争は終結したことになっている。旧ソ連では少なくとも9月2日まで戦争が継続していたことになる。シベリア抑留兵の悲惨な生活も含めて日本政府はソ連との戦争の歴史を国民に正しく語る必要があるだろう。

やなせたかしさんの番組に戻る。「厭世的な気分になって追いこまれていた時、自分の手を懐中電灯で温めていた。ふと手を見ると真っ赤な血が見える。自分は生きているんだという再認識をした。頑張らなくちやと、自分を励ますためにこの詞をつくった。」と「手のひらに太陽を」の作詞のエピソードを語っていた。アンパンマンが多くの日本の子供たちの心をとりこにしている。多くの大人たちが見失ってしまった生きているということの素晴らしさを子供たちは本能的に知っているからなのだろう。(了)

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