米小売り減受けてNYダウ137ドル安と急落(学校で教えてくれない経済学)
「習近平の任期の内にベトナムとフィリピンから領海を取り戻す、と言うのが体制エリートの合言葉になっている。」と政治学者のチャオ・ホンウエイ(趙宏偉)は言う。「そういう意味では習は荷を負っている。」と近着ニューズウイーク誌日本版で長岡博記者が紹介していた。「中国は「九段線」という南シナ海の境界線を第二次世界大戦が終わった直後の1940年後半から主張し始めた。国際法的には根拠はない。両刃の剣だ。」と書いた。同誌別ページでロバート・E・ケリ―(釜山大学準教授)は「プーチンの強権政治は国内のタカ派には受けがいい。ウクライナを解体しようとする動きは中期的にはロシア衰退につながる。勝てない喧嘩をしかけ世界を敵に回している。一方、中国は、軍の出動を控えることで表向きは国家が関与していないように見せかけている点できわめて狡猾だ。このレベルならアメリカが出てくる心配はない。オバマは、先日訪日の際、尖閣諸島は日米安保条約の適用対象だと指摘した。しかし、アメリカの世論は中国との戦争を支持しない。アジアはどうすればいいのか。インドを味方にすればいいのだ。「九段線」をUNCLOS(国連海洋法条約)に合わせて引き直さない限り、今回の様な衝突は今後益々増えるだろう。」と書いた。
21日朝放送のインドNDTVは「ナレンドラ・モディ氏がインド大統領に正式にインド首相に任命された。5月26日に正式に就任する。」と伝えた。NHK・BS[キャッチ!世界の情報]でインド総選挙結果を特集し「12億5千万の人口のインドは物価高と汚職がまん延、慢性的電力不足で経済成長率は年4%に低下している。モディ首相への期待が国内外で高まっている。日本、英国、米国が祝電をモディ氏に送った。オバマ大統領はアメリカ訪問を呼びかけた。一方、モディ氏はヒンズ―至上主義者である。インドにはイスラム教徒、キリスト教徒が混在。外交面では1988年に核実験を強行した。中国、パキスタンとの国境紛争が起こる可能性を残している。」とインド特派員、田中顕一記者が解説していた。先のニューズウイーク誌は「モディがどんな政策をとるかまだ見えてこない。具体性のない政策ばかり並べている。どれも時間がかかり、実現出来る保証のない難題だ。」と指摘していた。
21日朝放送のロシアRTR,中国CCTVはプーチンロシア大統領の中国訪問を大きく取り上げた。中国CCTVは「習近平国家主席はプーチン大統領と掘り下げた意見交換が出来た。中国で開かれるAPEC総会にプーチン大統領をお招きしたと語った。プーチン大統領は「友好的、建設的会談だったと語った」と伝えた。ロシアRTRは「ロシアと中国との間にエネルギー輸出、鉄道建設など具体的な40項目の協定が締結された。天然ガス交渉では値段で折り合わず現在なお交渉中である。」などと伝えた。
20日のNY市場では米小売り高が予想以下だったことでNYダウは137ドル安と急落した。NY外国為替市場では1ドル=101.31円、1ユーロ=138.76円で取引された。NY原油は0.2%安、バレル102.44ドル、NY金は0.1%高、オンス1,294.50ドルで小動きだった。タイでは戒厳令が発動された。日本に住んでいると地球は一つだと言う感覚がマヒする。(了)
「習近平の任期の内にベトナムとフィリピンから領海を取り戻す、と言うのが体制エリートの合言葉になっている。」と政治学者のチャオ・ホンウエイ(趙宏偉)は言う。「そういう意味では習は荷を負っている。」と近着ニューズウイーク誌日本版で長岡博記者が紹介していた。「中国は「九段線」という南シナ海の境界線を第二次世界大戦が終わった直後の1940年後半から主張し始めた。国際法的には根拠はない。両刃の剣だ。」と書いた。同誌別ページでロバート・E・ケリ―(釜山大学準教授)は「プーチンの強権政治は国内のタカ派には受けがいい。ウクライナを解体しようとする動きは中期的にはロシア衰退につながる。勝てない喧嘩をしかけ世界を敵に回している。一方、中国は、軍の出動を控えることで表向きは国家が関与していないように見せかけている点できわめて狡猾だ。このレベルならアメリカが出てくる心配はない。オバマは、先日訪日の際、尖閣諸島は日米安保条約の適用対象だと指摘した。しかし、アメリカの世論は中国との戦争を支持しない。アジアはどうすればいいのか。インドを味方にすればいいのだ。「九段線」をUNCLOS(国連海洋法条約)に合わせて引き直さない限り、今回の様な衝突は今後益々増えるだろう。」と書いた。
21日朝放送のインドNDTVは「ナレンドラ・モディ氏がインド大統領に正式にインド首相に任命された。5月26日に正式に就任する。」と伝えた。NHK・BS[キャッチ!世界の情報]でインド総選挙結果を特集し「12億5千万の人口のインドは物価高と汚職がまん延、慢性的電力不足で経済成長率は年4%に低下している。モディ首相への期待が国内外で高まっている。日本、英国、米国が祝電をモディ氏に送った。オバマ大統領はアメリカ訪問を呼びかけた。一方、モディ氏はヒンズ―至上主義者である。インドにはイスラム教徒、キリスト教徒が混在。外交面では1988年に核実験を強行した。中国、パキスタンとの国境紛争が起こる可能性を残している。」とインド特派員、田中顕一記者が解説していた。先のニューズウイーク誌は「モディがどんな政策をとるかまだ見えてこない。具体性のない政策ばかり並べている。どれも時間がかかり、実現出来る保証のない難題だ。」と指摘していた。
21日朝放送のロシアRTR,中国CCTVはプーチンロシア大統領の中国訪問を大きく取り上げた。中国CCTVは「習近平国家主席はプーチン大統領と掘り下げた意見交換が出来た。中国で開かれるAPEC総会にプーチン大統領をお招きしたと語った。プーチン大統領は「友好的、建設的会談だったと語った」と伝えた。ロシアRTRは「ロシアと中国との間にエネルギー輸出、鉄道建設など具体的な40項目の協定が締結された。天然ガス交渉では値段で折り合わず現在なお交渉中である。」などと伝えた。
20日のNY市場では米小売り高が予想以下だったことでNYダウは137ドル安と急落した。NY外国為替市場では1ドル=101.31円、1ユーロ=138.76円で取引された。NY原油は0.2%安、バレル102.44ドル、NY金は0.1%高、オンス1,294.50ドルで小動きだった。タイでは戒厳令が発動された。日本に住んでいると地球は一つだと言う感覚がマヒする。(了)
竹内志朗氏大いに語る
江嵜企画代表・Ken
竹内志朗氏の西宮文化協会主催講演会が西宮神社会館で5月16日、午後1時半から3時まで開かれ楽しみにして出かけた。会場には氏のテレビ・映画のタイトルを書いたポスターや芝居舞台写真などが展示されていた。会場の様子をいつものようにスケッチした。
1933年大阪生れというから、今年で80歳になられる。よどみなく、ユーモアたっぷりに、演壇に立ったまま話を続けた。芝居好きの母親が毎月、大阪の歌舞伎座に連れて行ってくれた。中学2年のとき一人で朝日会館で「ロミオとジュリエット」を見た。1年、2年経っても、その時の舞台のことが頭から離れなかった。なぜ舞台装置をやりたいと思ったのかわからない。
高校2年のとき俳優養成所に入れてもらいたいと思った。高校3年の時にはじめて芝居の手ほどきを受けた。なかなか収入にならない。その時芝居の字を書く仕事をやりたいとふと思った。母親の知り合いに大日本印刷の関係の日本製販デザイン部に入れてもらった。無給だった。7年間修業した。今の若い人には通じにくい話しかもしれない。その時の経験が肥やしになった。
そのころ民間放送がスターした。そんなタイミングに恵まれた。テレビ放送のタイトルの文字を書かせてもらったのが仕事の始まりである。昭和31{1956}年からずっと続けている。VTRのない時代だったのでその時の作品は一切残っていない。よその局に先に出ないように「竹さん、これで書け」言われたら1分以内で書いていた。
字を描いてお金になるのは書家だけと相場が決まっている。最近になって題字:竹内志朗と小さく書かれるようになった。昔は、それが当り前の世界だった。はじめから平筆で書く。普通の筆ではかすれたところが出ない。
藤田まことのテレビドラマ「必殺シリーズ」の全てのタイトルを書いた。映画「必殺シリーズ」の舞台装置全てを手掛けた。藤田まことが一人で劇団を立ち上げた。そのときはじめて道頓堀中座での舞台装置を担当した。藤田まことは物まねが滅茶苦茶うまかった。藤田まことは背中で芝居が出来た。藤田まことの思い出では、昼は昼行燈の目をしていた。夜は必殺の目に変わった。高橋英樹には「必殺」はできない。
テレビポスターでは「新婚さん、いらっしゃい!」を書いた。「鬼平犯科帳シリーズ」NHK/BS時代劇も書いている。「新婚さん,いらっしゃい!」を書いた日は、スキーに行く予定だった。汽車の時間まで時間がない。その時書いた字が今も使われている。
いままで何枚字を書いたのかわからない。調べてくれたひとがいて230万枚はあると言っていた。えらいお金持ちになっているはずだが全然そうではない。書いてくれ言われたらその都度書いた。1枚いくらかと思いわれます?1枚3,000円でした。
朝から12枚書いた字をタクシーで忘れた時があった。届けてくれた人がいた。なんや、あんなしょうもない字か、と運転手に言われた。届けてくれた人に礼金を払った。そんな思い出がある。
都蝶々さんの舞台装置を描いた。あらすじを聞いて、1時間半ぐらいで舞台装置の絵を描いた。ある時、亡くなる直前だったが、「竹さん、服脱げ」といわれたとき、襲われるんやないかと思った。違うんです、お灸据えたると言われた。そんな思い出があります。
坂本冬美さん、杉良太郎さんの舞台装置も描いた。杉良太郎の最後はまた旅もの「瞼の母」だった。稽古、稽古、稽古。気にいるまで稽古した。ある時アメリカ物の芝居で双発の飛行機を描けと言われた。気にいるまで描けと言われた。
「字を一日書かないと書けなくなる。」と講演の中で言われた竹内志朗さんの言葉が一番印象に残った。著作権協会をつくったら認めてくれるように、これからの人のためにいま設立準備していると話を終えられた。(了)