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「ロシア経済混乱は最大2年続く」と18日の記者会見でプーチン大統領語る、一方、NYダウ前日比421ドル高、

2014-12-19 10:15:23 | 経済学
利上げに「辛抱強くなれる」との声明文好感(学校で教えてくれない経済学)


「NY原油(WTI)1月限先物相場は18日、前日比バレル2.36ドル、4.18%下げ、1バレル=54.11ドルで取引を終了した。ロンドンICEブレント2月限は1.91ドル、3.1%安、59.27ドルと共に2009年5月以来の安値で取引を終えた。サウジアラビア、ヌアイミ石油相がOPEC石油減産に否定的見解を示し、原油の供給過剰がさら深刻化するとマーケットは見ている」と18日付ブルームバーグ電子版でMormingZhou記者が書いた。一方、18日モスクワで開かれた恒例の年次記者会見で「ロシア経済の混乱は、最大2年続く。」とプーチン、ロシア大統領は語ったと18日付のWSJ紙電子版でAlecanderKolyandr記者が書いた。「プーチン大統領は『原油がこの先、1バレル60ドルや40ドルを下回るのか。それがどの程度の早い時期に起こるのかわからない。ロシア経済はその状況に対応して自ら構造を変えて行くだろう。』と年次記者会見で語った」と18日付、ブルームバーグニュース電子版でJakeRudnitsky記者が書いた。

19日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でドイツZDFは「プーチン大統領は年次記者会見でロシアルーブル暴落、経済混乱に対処するためになんら具体的解決策を示さなかった。ひたすら欧米を非難した。」と伝えた。英BBCも「プーチン大統領は記者会見で、ロシアの経済混乱を懸念する多くの質問をこなせなかった。防衛策を出せなかった。」と伝えた。ドイツZDFは「親ロシア派のベラルーシ大統領は、ロシアとの関税同盟の先行きを懸念しているとの談話を発表した。ベラルーシは輸出の40%をロシア向けが占める。ルーブル安が進めばベラルーシは大きな損害を受ける。」と語った。」と伝えた。19日朝放送のNHK/BS「キャッチ!世界の情報」で、ゲスト出演したWSJ紙日本版編集長、小野由美子氏は「ロシア経済、ルーブル安の先行きは原油相場次第だ。」と話していた。「ロシアに進出した多くの企業に既に被害が出ている。欧州のガラスメーカー、タイヤメーカーが業績の下方修正を発表した。アップル社はネット販売を一時停止、価格設定を見直し中。インペリアル・タバコは販売規模が昨年比7%減った。カールスバーグは2度も決算見通しを下方修正した。株価は18%下落したなどと12月12日付WSJ紙が伝えた。」と氏は紹介した。

一方、18日、NY市場では、「前日の米FOMC(米連邦公開市場委員会)の声明文で、利上げについて『辛抱強くなれる』と表明したことを手掛かりにNYダウは前日比421ドル、2.4%高い17,778ドルで取引を終えた」と18日付ブルームバーグ、CalieBost記者が書いた。一方、NY債券市場では来年の利上げがFOMC議事録で確実視されたとして売られ、10年物国債利回りは2.208%へ上昇した。NY外国為替市場ではドルが買われ、1ドル=118.88~90円、1ユーロ=146.03~09円で取引された。NY原油は前日の上げを消して続落、バレル54.11ドル、NY金はオンス1,194.70ドルとほぼ前日と変わらずだった。大和証券キャピタルマーケッツアメリカ、シュナイダー恵子氏は「原油安、ガソリン下落で個人消費が増える。利上げはゆっくりとしたペースで進むと見ている。NYダウはFOMC会合まで820ドル下げたが80%戻した。懸念材料はただ一つ。原油が下げ止まらないことだ。」と解説した。(了)

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