NYダウ268ドル安(学校で教えてくれない経済学)
OPECは10日、2015年のOPEC産原油需要見通しを12年ぶり低水準に引き下げた。①米国でのシエールオイル増産②世界消費見通し引き下げが理由。『今年の石油価格は既に40%値下がりした。しかし、値下がりによる需給への影響は不透明』とOPECは指摘した。」と10付ブルームバーグニュース電子版でGrantSmith記者が書いた。「10日、NY原油(WTI)はOPECの需要見通し引き下げと米国原油在庫増を嫌気し、WTI先物相場が前日比4.5%急落、バレル60.94ドルで取引を終えた。一方、ロンドンの北海ブレンドも下げ、バレル64.24ドルとWTI同様2007年7月来の安値をつけた。」とブルームバーグ、JakeRudnitsky氏は書いた。
原油急落を受けて、10日のNY株式市場では、エネルギー株が売り浴びせられ、それが他の銘柄にも波及、NYダウは前日比268ドル安、17,533ドルで取引を終えた。株急落を受けて、債券が買われ、10年物米債券利回りは2.173%へ低下した。10日、NY外国為替市場では、中国経済の減速懸念、OPEC原油需要見通し引き下げなどから世界的に株安、商品相場値下がりから、ドルが売られ、1ドル=117.86~89円、1ユーロ=146.66~77円で取引された。一方、NY金は小幅安のオンス1,228.90ドルで取引された。11日朝放送のNHK/BS[キャッチ!世界の情報]出演の米国みずほ証券、村上実奈子氏は「中国経済減速、欧州不安の再燃、原油急落で米国株は一時的調整にはいった。しかし、米国経済のファンダメンタルズに変更はない。米国への資金流入は継続する。ドル買い、米国株買いに基本的変調の兆しはない。」と話していた。
原油値下がりに関連して11日朝放送の英BBCは「ロンドンでガソリン店頭値段が1ポンド19セントへ9年ぶり安値まで下がりました。大変良いニュースです。原油相場がさらに値下がりする見通しですので、少し早いクリスマスプレゼントになりました。」と口火を切り「4年前は1ポンド42だった。週20ポンドガソリンに使っていたので助かる。」と話す市民の声を紹介していた。一方、10日付のブルームバーグに『ロンドンで変わる金持ち勢力図」と題して、原油安でロシアや中東の金持ちの力が衰える中で富裕層を標的とするビズネスはチャイナマネーに標準を当てている。』とMatthewCampbell記者が書いていた。一方、中国経済減速関連のニュースでは、11日朝放送のシンガポールCNAと中国CCTVが共に11月のCPI(消費者物価指数)が1.4%増と5年来の低さにとどまったと伝えていた。シンガポールCNAは「2015年の中国GDPの成長率は7.0% 目標としている」と伝え、中国CCTVは「中国は構造転換の過程にある。安定した経済発展を目指す」と解説していた。
11日放送のワールドニュースでは英BBCが10日ノルウエー、オスロで開催されたノーベル平和賞を受賞した17歳の少女、マララさんが「自分の声ではない。6,600万の教育を受けられないでいる子供たちの代表として話している。」と語る様子を英BBCが伝え「彼女は将来首相になりたい。しかしリスクがあることも十分承知してる。」と伝えていた。(了)
OPECは10日、2015年のOPEC産原油需要見通しを12年ぶり低水準に引き下げた。①米国でのシエールオイル増産②世界消費見通し引き下げが理由。『今年の石油価格は既に40%値下がりした。しかし、値下がりによる需給への影響は不透明』とOPECは指摘した。」と10付ブルームバーグニュース電子版でGrantSmith記者が書いた。「10日、NY原油(WTI)はOPECの需要見通し引き下げと米国原油在庫増を嫌気し、WTI先物相場が前日比4.5%急落、バレル60.94ドルで取引を終えた。一方、ロンドンの北海ブレンドも下げ、バレル64.24ドルとWTI同様2007年7月来の安値をつけた。」とブルームバーグ、JakeRudnitsky氏は書いた。
原油急落を受けて、10日のNY株式市場では、エネルギー株が売り浴びせられ、それが他の銘柄にも波及、NYダウは前日比268ドル安、17,533ドルで取引を終えた。株急落を受けて、債券が買われ、10年物米債券利回りは2.173%へ低下した。10日、NY外国為替市場では、中国経済の減速懸念、OPEC原油需要見通し引き下げなどから世界的に株安、商品相場値下がりから、ドルが売られ、1ドル=117.86~89円、1ユーロ=146.66~77円で取引された。一方、NY金は小幅安のオンス1,228.90ドルで取引された。11日朝放送のNHK/BS[キャッチ!世界の情報]出演の米国みずほ証券、村上実奈子氏は「中国経済減速、欧州不安の再燃、原油急落で米国株は一時的調整にはいった。しかし、米国経済のファンダメンタルズに変更はない。米国への資金流入は継続する。ドル買い、米国株買いに基本的変調の兆しはない。」と話していた。
原油値下がりに関連して11日朝放送の英BBCは「ロンドンでガソリン店頭値段が1ポンド19セントへ9年ぶり安値まで下がりました。大変良いニュースです。原油相場がさらに値下がりする見通しですので、少し早いクリスマスプレゼントになりました。」と口火を切り「4年前は1ポンド42だった。週20ポンドガソリンに使っていたので助かる。」と話す市民の声を紹介していた。一方、10日付のブルームバーグに『ロンドンで変わる金持ち勢力図」と題して、原油安でロシアや中東の金持ちの力が衰える中で富裕層を標的とするビズネスはチャイナマネーに標準を当てている。』とMatthewCampbell記者が書いていた。一方、中国経済減速関連のニュースでは、11日朝放送のシンガポールCNAと中国CCTVが共に11月のCPI(消費者物価指数)が1.4%増と5年来の低さにとどまったと伝えていた。シンガポールCNAは「2015年の中国GDPの成長率は7.0% 目標としている」と伝え、中国CCTVは「中国は構造転換の過程にある。安定した経済発展を目指す」と解説していた。
11日放送のワールドニュースでは英BBCが10日ノルウエー、オスロで開催されたノーベル平和賞を受賞した17歳の少女、マララさんが「自分の声ではない。6,600万の教育を受けられないでいる子供たちの代表として話している。」と語る様子を英BBCが伝え「彼女は将来首相になりたい。しかしリスクがあることも十分承知してる。」と伝えていた。(了)