ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

コロナウイルス感染拡大が進む中、NYダウ、2万ドル台回復、NY原油、WTI相場、バレル25ドル台回復、NY外為、ドル買われ、1ドル=110円台(学校で教えてくれない経済学)

2020-03-20 09:16:19 | 経済学
「欧米政府当局の一連の新型肺炎コロナウイルス対策を受けて19日、NY市場で一部買い戻しの動きが見られ、ダウは2万ドルをわずかに上回って取引を終えた。一方、NY原油相場は米エネルギー局の備蓄原油用買い上げとして実施の動きを受けWTI先物相場は24%反発,バレル25ドル台へ戻した。ただ、米国内のコロナウイルス感染者数は検査数増加とともに依然として増加を続けており、収束のメドは全く見られない。」と19日付けWSJ紙電子版は伝えた。19日、NYタイムズ紙電子版は「19日のNY市場は乱高下の当局の対策期待から小幅に反発して取引を終えた。米FRBはコロナ問題救済のための資金供給を積極化している。中国政府は19日、新たなコロナウイルス陽性患者はゼロと発表した。欧州、米国での同感染者数は増加を続けている。」と伝えた。

19日、ロイター電子版は「19日、NYダウは、188ドル、1.0%高、20,087ドルで取引を終えた。一時、20,400ドルまであったがあと反落した。ナスダックは2.3%高、7,150、S&P500,0.5%高、2,409で取引を終えた。恐怖指数VIXは72.00へ5.8%低下した。米債券が売られ10年物米国債利回りは1.12%へ上昇、ドルが対ユーロ,対円ともに買われた。対主要通貨の円相場は、1ドル=110.60円、1ユーロ=118.31円、1英ポンド=127.25円で取引された。NY原油(WTI)は25.52ドルへ22.5%高と大幅反発した。一方、米ドルの利回り上昇を受けて金利のつかない金相場は売りが継続している。19日、NY金はオンス1,475.05ドルと0.7%安と値下がりした。」と伝えた。

原油関連のニュースとして19日、ロイター電は「NY原油はバレル25.22ドルと前日の下げから24%急反発した。ブレントオイル相場は同28.47ドルへ14%上昇した。19日、トランプ米大統領は「米国はロシアとサウジアラビアとの石油戦争に適切な時期に介入する。安価なガソリンは石油業界を圧迫する。一方、国民には良いことだ。石油が最安値を付ければ、ロシアに壊滅的打撃を与えかねない。それはサウジにとっても良いことではない。適切な時期に関与するつもりだ。」と19日の記者会見で語った。」と伝えた。

筆者の私見だが、日本の総理大臣からこの種の発言を耳にしたことがない。日本のメディアも年初の原油急騰は報じた。あと暴落したが正面から受け止めない。コロナも重要だが原油暴落も劣らず重要である。あくまで原油相場は原油業界固有の問題として捉える。1968年にニクソンショックの際は、原油が高騰、トイレットペーパー求めて主婦が殺到した。メーカーには在庫が山積みされていた。今回のコロナウイルス騒動でも全く変わらない。にも拘わらずトイレットペーパーに殺到した。メディアは値上りするときは盛んに取り上げる。漁業組組合が燃料高騰に筵旗たてて反対する様子を報道した。ところが今回の原油暴落で燃料代が下がり需要家は恩恵に浴している。しかし、報道しない。国民も原油が暴落してガソリンが下がらないのはなぜなのか疑問を抱かないのだろうか。トランプ大統領は思い付きの発言をツイートするが少なくとも19日発言に関しては珍しく共鳴した次第である。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする