週末16日のNY市場は米景気後退懸念から株価は3指標共に下落した。12月の米製造業サービス部門のPMIが速報値で予想を下回った。同製造業PMI指数が46.2へ低下した。
16日、ダウは32,920ドル、281ドル、0.85%安、S&P500は3,852と43ポイント、1.11%安、ナスダックは10,705と105ポイント、0.97%安で取引を終えた。恐怖指数WIXは22.62と0.92%低下、米10年債利回りは3.448%と1.09%上昇した。NY外為市場では1ドル=136.70円、0.77%安、1ユーロ=144.75 円、1.12%安、」1英ポンド=166.12円、0.97%安で対主要通貨で円安が進んだ。米FRB,ECB(欧州中央銀行),イングランド銀行が揃って0.5%利上げを実施、2023年も利上げ継続を表明したことが円安を支えた。
NY原油(WTI)はバレル74.50ドル、2.12%安、北海ブレントは同79.24ドル、2.43%安で取引を終えた。23年も利上げ継続で世界経済が減速、原油需要に期待が持てないとして売られた。NY金はオンス1,803.00ドル、0.17%高、ビットコインは1万6,573ドル、4.2%値下がりした。暗号資産取引所FTXが16日、日本部門含む4つの事務所売却申し出を破産裁判所に行ったことが材料視された。
17日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「①RMT鉄道組合が大規模ストライキに入った。RMTは年内5%、来年追加4%の賃上げを要求しているが現時点で合意に達していない。②イングランド南部のコンサートホールでダフ屋でチケットを購入した一部の客が会場玄関に突入、多くが将棋倒しになる事件が16日起こった。③ロシアのミサイルのキエフ市内への攻撃で3人死亡多数のけが人が出た。ウクライナ多くの都市で電気、水、暖房もない1,000万が生活している。」と伝えた。シンガポールCNAは「中国で15,16日、中央経済工作会議が開かれ、習主席は「経済の立て直しを優先する」姿勢を鮮明に出した。③ロシア中央銀行は政策金利の7.50%据え置きを決めた。ロシア国内でインフレを抑える狙いがある。」と伝えた。韓国KBSは「①イテウォン事故の犠牲者の四十九日法要が16日営まれた。遺族らは「私たちをずっと記憶してください」と横断幕を張り当局がいまだに責任者を明らかにしないと抗議した。②朝鮮中央通信は15日、北西部のトン・チャンリミサイル実験場で固体燃料エンジンの実験に成功したと伝えた。従来の液体燃料と比べコストが半減できることと移動その他が大幅に改善される。」と伝えた。香港TVBは「香港TVBは「16日、香港の新規感染者数は1万5,756人へわずかに減少した。」と伝えた。16日、WSJ紙電子版でKeith Zhi記者は「中国は成長モードに政策を回帰させ、2023年の目標を5%に置いた。国家発展改革員会」トップの何立峰氏は「コロナ規制を緩和する。不動産業者を支援する。企業家の信頼感の醸成を推進すると明言している。」と伝えた。中国がゼロコロナからウイズコロナへ舵を切った。中国では発熱外来が急増している。下熱剤不足には薬品企業が全力で対応していると上海衛視が伝えた。問題は日本がどう行動するかだ。情報を発信しても一部の方を除き全く反応がない。日本という国が余りにも恵まれ過ぎた弊害として他を慮る気持ちが育たなかったのかもしれない。(了)