「米国の昨年10~12月のGDPが年率で2.9%増加した。足元の新規失業保険申請件数が予想以下だった。米FRBが政策金利を年4.5%迄引き上げたなかで労働市場堅調を裏付けた。
26日のNY株でテスラが昨年10~12月決算発表でマスクCEOが米経済の先行きは不透明だが180万台の23年のEV車導入の可能性に言及した。テスラ株高が他のハイテク株高をリードした。」と26日、WSJ紙電子版が伝えた。26日、ブルームバーグ電子版は「昨年10~12月期の実質GDPが年率2.9%増と予想外に強いことを裏付けた。しかし、中身を見ると輸出と在庫投資を除いた国内需要は2.1%増(7~9月期:6.6%増)と低下している。米FRBは2月1日のFOMCで0.25%利上げへ減速はするが高水準の金利水準を継続する。米国のGDPは4~6月、7~9月は減速するとエコノミストは見ている。むしろ利下げの必要に迫られるかもしれないとエコノミストは見ている。」と伝えた。26日、NYタイムズ電子版は「①ドイツとアメリアがそれぞれウクライナへ戦車供与を発表した翌日、ロシアのミサイル攻撃で子供含む11人が死亡した。②トランプ支持者の4分の1を対象のアンケート調査で来年11月の米大統領選挙でトランプ氏以外の候補者探しが進んでいる。」と伝えた。
26日、NY市場でダウは22,949ドル、205ドル、0.61%高、S&P500は4,066と44ポイント、1.10%高、ナスダックは11,512と199ポイント、1.76%高で取引を終えた。個別銘柄ではダウではマイクロソフトが248.10ドル、3.07%高、1銘柄でダウを48押し上げた。ナスダックではテスラが160.27ドル、10.97%高でハイテク株高をリードした。恐怖指数VIXは18.73と1.83%低下、米10年債利回りが3.504%と1.24%上昇した。NY外為市場で1ドル=130.22円、0.49%高、1ユーロ=141.85円 、0.29%高、1英ポンド=161.65 円、0.61%高で取引された。NY原油(WTI)はバレル81.23ドル、1.35%高、北海ブレト、同87.69ドル、1.82%高で取引された。NY金はオンス1,929.90ドル、0.65%安、ビットコインは2万3,673ドル、0.09%高で取引された。
27日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でドイツZDFは「ショルツ独首相はドイツ連邦議会で野党から「ウクライナへの戦車供与で戦争に巻き込まれるのではないか」と聞かれ「ノーだ」と答えた。一方、ぺシコフ露大統領報道官は『ドイツは軍事的に参加を決定した』とドイツをけん制した。ロシアはドイツが戦車供与を決めた翌朝からの攻撃でキーウへのミサイル攻撃が激化している。」と伝えた。フランスF2は「①エアバスは660機受注しているが2025年にかけて新たに75機を受注した。1万3,000人の雇用計画を発表した。②フランス国内では牛肉の国内消費の減少と餌代の高騰で畜産農家の廃業が増えている。」と伝えた。香港TVBは「春節を挟んで中国本土から観光客が一日9万人を超えた。足元の景気は回復していない。一方、香港ハンセン指数が中国経済回復期待から年初来堅調を続けている。」と伝えた。問題は日本である。一般論であるが、日本人ははっきり物を言ったりメリハリつけた行動が苦手な人が多い。今こそ顔が見えない日本人を返上して欲しい。(了)