ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

NY市場、様子見でダウ260ドル安、ナスダック2%安、米金融当局(利下げ慎重論)と市場(楽観論)との乖離が背景とブルームバーグ電子版、一方、ロシアのウクライナ攻撃激化と英BBC

2023-01-31 16:44:41 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「米FOMC開催を2月1日に控えている。併せてアマゾン、アップルなどのハイテク企業決算を控えて様子見した。ハイテク株安リードで週明け30日、NY株式市場でナスダックは2%安、ダウは260ドル値下がりした。」と30日、WSJ紙電子版が伝えた。FT(フィナンシアルタイムズ)電子版は「①ファ―ウエイへの米企業による輸出ライセンス発給停止の可能性が出て来た。②オランダ、日本は米国の中国向けハイテク製品輸出制限に参加を決めている。」と伝えた。

ブルームバーグ電子版は「①バイデン政権の一部は米国企業によるファ―ウエイ向け販売の全面禁止を主張している。米下院多数の共和党が中国のハイテク技術革新に制限を加えるよう圧力をかけている。現在、米国のサプライヤーはファ―ウエイ向け製品販売には米政府の認可が必要である。②米FRBの基本的スタンスを2%の物価目標達成に置いている。ところが、市場は米FRBは金融緩和に向かうと楽観的に捉えている。1月31日~2月1日開催の米FOMC会合のあとの記者会見でパウエルFRB議長にサプライズ冷や水を掛けられる可能性がある。③IMFは30日、昨年10月発表した2023年の世界経済見通し2.7%増を2.9%増へ上方修正した。リスク要因として高金利、インフレリスクは残るが、米国回復力ある消費と中国経済再開を要因として指摘した。」と伝えた。

30日、NY市場でダウは33,717ドル、260ドル、0.77%安、S&P500は4,017と52ポイント、1.30%安、ナスダックは11,393と227ポイント、1.96%安で取引を終えた。恐怖指数VIXは9.94%へ7.73%上昇した。米10年物債利回りは3.542%と0.69%上昇した。NY外為市場では1ドル=130.43円、0.53%高、1ユーロ=141.52円 、0.4ZZ3%高、1英ポンド=161.10 円、0.25%高で取引された。NY原油(WTI)はバレル77.78ドル、2.40%安、北海ブレント、同2.31%安で取引された。NY金はオンス1,922.50ドル、0.36%安、」ビットコインは2万2,249ドル、4.21% 安で取引された。

31日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「ジョンソン前英首相がロシアのウクライナ侵攻直前にプーチン露大統領と直接会った際、プーチン氏は「ウクライナは一秒で壊滅出来ると英国を脅迫したと語った。ロシア軍のウクライナ東部攻撃が西側の戦車供与発表のあとから激しさを増している。」と伝えた。ドイツZDFは「独電力の50%を賄う再生エネルギーを80%へスピードアップするとハーべックエネルギー相が発表した。」と伝えた。フランス2は「年金支給年齢を現行の62歳を64歳へ延ばす法案が30日、議会に上程され、反対デモで鉄道運休が麻痺している。」と伝えた。シンガポールCNAは「ステルセンブルグNATO事務総長が韓国訪問、ウクライナ支援を公式に要請した。」と伝えた。日本では30日、国会で時期未定の国防費34兆円増額で野党と論戦が交わされた。国の借金は今1,000兆円ある。国債の利払いは8兆円。現在0.5%の国債の金利を1%上げるだけで年10兆円増える。34兆円をどう捻り出すつもりなのか。空論は止めて欲しい。(了)


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日本の笑い「狂言」の「お酒」、狂言方、膳竹隆司氏(スケッチ&コメント)

2023-01-31 10:17:31 | スケッチ

語り手・善竹隆司氏


「日本の笑い「狂言」と「お酒」と題して語り手に善竹隆司氏、能楽師、大藏流狂言方を迎えて第133回、「酒蔵文化道場」が令和5年1月28日(土)午後4時から開かれ楽しみに出かけた。いつものように会場の様子をスケッチした。

会場の自由席上にレジメとともに置かれていたチラシに「大蔵流「狂言」のお稽古」、本住吉神社にて」とあった。本住吉神社は自宅マンションとJR住吉駅のほぼ中間にあり国道2号線に面した神社である。

稽古の内容として「挨拶などの礼儀作法から学び、カマエ(立姿)、スリ足、大きな声でしっかりせりふを発声。所作、型という無駄のない綺麗な演技をお稽古し、楽しく狂言を演じてみます」などと書かれていた。

「2~3年まえごろから大学生などに「狂言」を教えている。コロナの影響でオンラインに変わった。ところが、むしろその方が分かりやすいという新たな発見もあった」と話しが始まった。

「「狂言」は700年ほど前、室町時代に始まった。日常生活の悲喜こもごも、普遍的な価値観を笑いで表し、今に伝えられる。主人がいて太郎冠者、次郎冠者との好奇心と頓智が混ざったやりとりです。」と続けた。

代表作の狂言に「棒縛(ぼうしばり)」がある。はりつけのように棒で両腕を縛られても手は自由に使える。酒を飲みたい太郎冠者と次郎冠者のやり取りとその所作を善竹隆司さんが実演して見せてくれた。

所作では「喜怒哀楽」、「お酒を楽しむ型」を楽しく体験出来た。

狂言「柿山伏」の15分映像がここで入った。主人が太郎冠者と次郎冠者に桶を見せ、中身を風に当てるだけで中毒を起こすと言い残して出ていく。開けてみたら毒ではなく砂糖。二人は食べつくす。主人に見つかり大騒ぎとなるストーリーだった。

能楽(能と狂言)は補完し合う。兄弟のようなものだ。能楽は神様に奉納するものだった。大和には能舞台が今も多く残っている。

質問の時間では4,5人の方が手を上げた。一番手の方は「狂言のやり取りでは身分の上の者と下の者とのやり取りが多い。自由な社会だったのか。」と聞いた。「人を多く集める目的があった。当時のまま続けている。」と答えた。

次に「お腹に力を入れるのかどうか知りたい」と聞いた。「お腹に力は入れない。横隔膜を活かして発声している。」と善竹氏は実演して見せた。

三番目に「ストーリ―、所作の中身は700年変化しているのか。」と聞いた。「演技は自由にやってきたが次世代に伝承する必要から型が生まれた。いまなら映像録音で継承できる。一番いいところをやって行こうと要らないもを省いて行った。様式化されて、それが型となった。型があれば誰が演じても出来る。型にのっとってまた魅力も生まれている。」と答えた。

善竹隆司氏は、二世善竹彌五郎の長男で父に師事。五歳の時、狂言「靭猿」で初舞台。兵庫県芸術賞など受賞。大阪芸術大学舞台芸術科講師などとレジメにあった。

貴重な機会を用意いただいた酒心館の安福会長にひたすら感謝である。この日は新酒「福寿」の濁り酒をお猪口一口頂きご機嫌で帰路に就いた。(了)


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