ウクライナは戦車待ち(学校で教えてくれない経済学)
「NY市場で17日、米大手銀行の10~12月決算が予想を下回り株下落でダウは下げた。②中国国家統計局は17日、中国の2022年人口が14億1,175万人、前年比85万減と61年振りに減少に転じた。中国の人口動態の変化は中期的に中国の構造変化をたらすだろう。一方、中国政府は2022年のGDPは前年比3%。コロナ感染者の隔離政策を撤廃により2023年のGDPは回復する見通しと発表した。」と17日、WSJ紙電子版が伝えた。17日、ブルームバーグ電子版は「①ゴールドマンサックスの10~12月、収入減で業績が予測に未達で株価が大幅値下がりした。②原油相場が中国のゼロコロナ政策撤廃で原油需要回復期待から8営業日続伸、バレル80ドル台まで戻した。」と伝えた。17日、NYタイムズ電子版は「中国人口が61年振りに減少に転じた。中国の今後の動きに注目したい。」と伝えた。
17日、NYダウは33,910ドル、381ドル、1.14%安、S&P500は3,990と8ポイント、0.20%安、ナスダックは11,095と15ポイント、0.14%高で取引を終えた。個別銘柄ではゴールドマンサックスが349.92ドル、6.41%安、1銘柄でダウを158ポイント押し下げた。一方、ナスダックではテスラが131.49ドル、7.43%高とナスダック高をリードした。1月の中国でのコロナ規制緩和で販売台数増加と米国での値下げ効果が出たとロイター電子版が伝えた。
恐怖指数VIXは19.36と0.67%低下、米10年債利回りは3.549と1.09%上昇した。NY外為市場では1ドル=128.16円、0.22%高、1ユーロ=138.29円、0.01%安、英ポンド=157.49円、0.67%高で取引された。NY原油(WTI)はバレル81.19ドル、1.34%高、北海ブレントは同86.54ドル、2.45%高で取引された。17日発表のOPEC月報で「2023年の中国の石油需要がゼロコロナ政策撤廃と財政政策発動により日量223万バレル、前年比2.2%増加する。世界景気は減速するが中国需要回復で世界の石油需要は日量222バレル、2.2%増加する」とレポートしたとロイター電は伝えた。NY金はオンス1,911.00ドル、0.56%安、一方、ビットコインは1万1,322ドルへ0.70%高で取引された。
18日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「①英国が2035年からガソリン車廃止計画に暗雲。英国のEVバッテリ―企業が中国系企業1社になったからだ。②英国のインフレ率が2ケタに対して賃金が伸びない。75万人規模のストライキが予定されている。③ウクライナ軍は東部戦線で旧式の戦車のためロシアの攻勢に対応できない。英国からのチャレンジャー2供与が無ければ膠着状態のままだとウクライナ兵は語った。」と伝えた。シンガポールCNAは「①ベトナムの国家主席が汚職事件で辞職した。任期途中での辞職は異例。②中国の人口が1961年以降はじめて減少した。結婚の価値観の変化が背景にある。16~59歳の1人口の比率が10年前は70%が62%に減った。出生率の低下と高齢化が急激に進み、中国も日本、韓国と同じ道を歩むことになった。」と伝えた。日本では経団連が17日「ベアを前向きに検討する」と発表した。どうする経営者。懐が寒いと元気が出ない。(了)