12日発表の米CPIインフレ指数を市場は注目している。インフレ率が4.5~5%以下以外の場合は米FRBは利上げを長期に継続すると市場は見ていると11日、ブルームバーグ電子版が伝えた。10日、講演したパウエル米FRB議長は金融政策に具体的発言はなかったとロイター電は伝えた。ロイター電は「パトリシア露安全保障会議書記は10日、「ロシアを世界の政治地図から消そうとするNATOとの戦いだ。」と述べた。」と伝えた。「世界銀行は2023年の世界経済見通しを年1.7%へ2022年6月実施データから下方修正した。①インフレ持続、②金利上昇、③ウクライナ戦争を下方修正の理由に挙げた。」とブルームバーグは伝えた。一方、中国は「対等の措置をとる」として韓国と日本に対して中国からの入国に規制強化した両国からの中国入国ビザ発給を一時的に停止したと発表したと11日朝の放送で韓国KBS,NHKニュースが伝えた。
10日、NY市場でダウは33,704ドル、186ドル、0.56%高、S&P500は3,919と27ポイント、0.70%高、ナスダックは10,742と106ポイント、1.01%高で取引を終えた。恐怖指数VIXは20.58と6.33%低下、米10年債券利回りは3.606%と0.36%低下した。NY外為市場では1ドル=132.24円、1ユーロ=142.03円、1英ポンド=160.78 円で取引された。NY原油(WTI)はバレル74.64ドル、0.64%高、北海ブレント、同79.62ドル、0.04%安で取引された。NY金はオンス1,880.40ドル、0.20%高、ビットコインは1万7,446ドル、0.03%高で取引された。
11日朝放送のNHK/BS[ワールドニュース]でドイツZDFは「①エアボック独外相が10日、ウクライナ東部戦闘地域のドンバスを訪問、ウクライナを引き続き支援すると語った。具体的内容にはなかったがロシアの攻撃による傷跡を自分の目にした。同行したクレバ外相はドイツに戦車供給を要求した。一方、EUのホンデアライアン委員長、NATOステルテンブルグ事務総長、ミシエルEU大統領が共同宣言で「EUはNATOとともにウクライナを支援する」と述べた。」と伝えた。英BBCは「英国初の宇宙衛星打ち上げに失敗した。」と伝えた。フランス2は「破壊されていたオゾン層が20国参加のフロンガス規制協定(1989年)の成果もありホールの大きさが狭くなっていることが確認された。悪いニュースばかりの中でこれはいいニュースだ。」と伝えた。シンガポールCNAは「①中国が韓国と日本に一時、中国入国ビザ発行を停止すると発表した。中国外交部は「中国人の入国で一部の国は恩恵を受けている。規制強化はおかしいと述べた。②インドが中国から石炭の輸入を大幅に増やしている。」と伝えた。豪ABCは「駐豪中国大使が敵対国だった日本との協力はおかしい。歴史を忘れてはいけない。今こそ中国と関係を深めるべきだ。」語った」と伝えた。
日々様々な情報が氾濫している。仏、伊、英歴訪中の岸田総理も中南米歴訪中の林外相も日本との協力関係を確認したと伝えられる。問題は日本である。昨年12月の物価が東京4%、大阪で4.8%上昇した。2023年は「どうする日本」が正に試される年になりそうだ。(了)