経絡流注のイメージ図です
足の中指(趾)には経絡がありません
百会からエネルギーが注入されたとして、そのエネルギーは後頭部から尾骨に向かって流れていきます。
その途中の首の付け根辺りで分岐して上肢に流れていくのもあります。
そして、①大腸経 ②三焦経 ③小腸経 の経絡ができるわけです。
それらと一対になるのが、④肺経 ⑤心包経 ⑥心経 の経絡になります。
背中を流れる経絡は、さらに下降して、仙骨辺りで分岐して下肢に流れていきます。
①膀胱経 ②胆経 ③胃経 が陽経の経絡になるのですが、それと一対になるのが④肝経 ⑤脾経 ⑥腎経の経絡です。
しかし、ここで不思議なことが起こります。
経絡はそれぞれの手指や趾先に流れるのですが、第三趾(中趾)だけには経絡が流れていません。
おかしいですよねー。ね!
そこで七星鍼法では、「下腿三焦経」という名称にして、第3趾に下腿三焦経を配置しました。
もちろん臨床でもよく使うツボです。
「三焦経」という名称は、「上焦、中焦、下焦」を合わせた経絡という意味で、一般的に三焦経と言うと上肢に流れる経絡を指し、(私の知る範囲では)下肢に三焦経はありません。
しかし、足の第三中足骨の傍らに「傍谷」(ぼうこく)というツボがあり、そのツボを使うと「おなら」が止まるのです。(^o^)
※おなら以外にもいろいろ使えるツボです。
「おなら」は多分、消化器系の異変ですので、このツボでおならが止まるといことは、消化器系(三焦経)の変調が整ったと考えていいと思います。
おならに関してはこちらの記事を参考にしてください。