父の日プレゼントを兼ねて長女から声がかかり彼女が用意してくれた仕事関係の方からいただいと聞く招待券で父娘揃ってFantasy on Ice 2024 in KOBE,アイスシヨーが6月15日、午後5時から神戸ポートアイランドにあるワールド記念ホールで楽しむ機会があり会場の様子をスケッチした。
案内された指定席は相撲で言うかぶりつきだった。銀盤から通路隔てて前から4番目の席で正面に楽団や歌手の姿が遠望できた。
スケーターがビューンと目の前を滑り抜けていく。まるで街中を飛び交う燕のイメージピッタリの迫力があった。
会場で用意されたチラシにスケーター、歌手の名前が出ていた。ほぼ全員がオリンピック入賞者や世界選手権でトップで活躍した内外のスケーターの履歴が紹介されていた。
坂本花織さんや織田信成さんの名前はすぐにわかった。その他のスケーターもいずれ劣らぬ錚々たる方々であるが場内放送で紹介されても知らない。しかし、演技はと言えば、これぞ、プロ。見ている人を楽しませるんだという、シヨーマンシップ精神がビンビン伝わりさすがだと思った。
恥しながらまともなアイスショーを鑑賞するのは今回が初めてだった。全てに楽団と歌がつく。スケートありダンスあり天井からロープを伝い降りて滑る空中ブランコあり、などなどで盛りだくさんの演技を堪能した。
フランス、スペイン、スイス、イギリス、ラトビア、韓国、日本のスケーターが出演した。演技が終わると観衆はそれぞれの国旗を描いたタオルを広げて前に突き出す。棒立ちになって声援する。後ろに座っている者は前が見えなくなる。それを一演技ごとに繰り返す。それが流儀だとあとで分かった。
会場のワールド記念ホールはJR神戸線「三宮駅」か阪神三宮駅と接続する六甲アイランドモノレールの三宮駅から約10分のアイランドセンター駅下車、徒歩ゆっくり12分の所にある。
インターミッション15分いれて全ての演技が終わったのは午後9時過ぎだった。人生には次はない。見納めになりそうだが長女とアイスショーを鑑賞でき感謝している。(了)