ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

鳥インフルエンザも忘れないでー

2005-01-11 10:36:30 | 経済学
学校で教えてくれない経済学

 ベトナムで、昨年12月30日に6歳の少女、今年1月4日に
9歳の少女が相次いで鳥インフルエンザで死亡した。

 ベトナム国境と1,200キロで接する中国最南端、
雲南省当局は鳥インフルエンザウイルス侵入を警戒して
厳戒態勢に入っているとウオールストリートジャ-ナル紙
電子版は伝えている。

 雲南省当局は、国境30キロについて、鳥インフルエンザ
流行阻止地域を特別に設け、そこを通過する、車両、人、
ニワトリを検査し、養鶏場では全てのニワトリに
鳥インフルエンザワクチン接種を義務付けた
と報じている。

 同紙は、ベトナム国境付近には13の異なる民族が住み、
約100個所の市場でニワトリが売買されているとも報じており
感染防止の難しさも指摘している。

 一方、オランダの研究機関、National Institute
of Public Health and Environmentが、
1月7日、2003年春、オランダで発症した鳥インフルエンザ
ウイルスが、鳥から人だけでなく、人から人へ高率で
伝染していたと発表したと同紙は伝えている。

 鳥インフルエンザの患者の血液検査の結果、ほぼ50%が
抗体を持っていたが、患者の59%は鳥と直接接触しなかった
家族からの感染であったことがわかったと伝えている。

 鳥インフルエンザが人から人へ感染すれば、現在なお、
ワクチンが開発されいないことから、1918年、欧州で
スペイン風邪が大流行し、約2,000万人が死亡した悪夢の
再来を真剣に警戒している。

 ただ、アジアで発症した鳥インフルエンザはH5N1型
ウイルスである。オランダで発症したウイルスはH7N7型で
タイプは異なるとも伝えている。

 米メリーランド州、ベセスダにある米National Institutes
  of Health支部、National Institute of
 Allrgy and Infectious Diseasesディレクター、
Anthoy Fauc氏は、
「今回のオランダでの人から人への感染に関する発表により
今後懸念が広がるだろう。本格的な嵐が我々の身辺に
迫っている。」と警告したと同紙は伝えている。

 不幸なことに、Tsunami
 (津波)はいまや世界の
流行語になった。鳥インフルエンザ津波が
押し寄せてきてもおかしくない。

 日本では台風が来るとマスコミ含めて台風1色になる。
津波が来ると津波1色になる。ところが通りすぎれば
きれいに忘れる。しつこく言うと嫌われる。

 鳥インフルエンザのことも忘れないで欲しい。(了)


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オレンジ相場急落が教えるものは何なのか?-

2005-01-10 19:02:35 | 経済学
学校で教えてくれない経済学

オレンジ相場急落が教えるものは何なのか?-
学校で教えてくれない経済学

 オレンジの産地米国フロリダの今年の冬の気温が、
華氏50~60度(摂氏:10~16度)、最高:華氏70~80度
(摂氏:21~26度)と例年に比べて暖かい。それを
背景にして、米国フロリダのオレンジジュースの相場が急落したと
ウオールストリートジャーナル紙電子版が伝えていた。

 ここ数週間の気温から見て、この先今年の冬は
寒くならないとヘッジファンドがオレンジジュース相場に
見切りを付けて売り急いでいるためだそうだ。

 一方、原油相場は、イラクでの政情不安を材料に
して一端買い戻されたが、バレル46ドルまでつっかけたあと、
いまひとつ相場が盛り上がらない。これも寒くなるとはやした
ものの、暖冬が響いて当てが外れたようだ。

 果物に限らず生り年と不作とはくりかえすが、地球温暖化の影響か
暖冬が続いている。冬気温が高いと生り物には幸いする。相場は
基本的には需給で動くから、収穫が増えると下げ材料に使われる。

 原油相場も例外ではない。最盛期のいまが稼ぎどきであるが、
寒くなるべき時に寒くならないのでは売れ行きにひびいて、
当然値段は下がる。

 日本もご他聞にもれず暖冬だ。旧暦のカレンダーによると今年は
新暦の2月8日で冬が終わることになっている。つまり冬が短い
年まわりなのだそうだ。

 冬が短いとなると、早めに冬物衣料を売りさばいておく必要がある。
大量の在庫をかかえて半値・8掛け・2割引きという悲惨な結末を
迎えることになるだろう。

 寒い季節には寒くなり、暑い季節には暑くならないと商売にならない。
商品問わず、古今東西、いくら時代が変わっても変わらない。

 為替市場では、年度末には動きには多少敏感であるが、寒い暑いは
余り影響されない。ところが、どうしたことか、年明け早々から、
ユーロ急落、ドル堅調の地合いが続いている。

 相場の世界では高をくくるとしっぺ返しがきついと
昔からいわれる。昨年末にかけての1ユーロ=1.36ドル台の急騰も
予想外だった。しかし、年初来の1ユーロ=1.30ドル台への急落も
それに劣らず厳しい。

 ところで、昨日の日曜テレビ討論を聞いていたら、ドル安を材料に
1ドル=80円やひどい人は、1ドル=50円台の円高を公然と言い放って
いたのにはたまげた。

 ここまでくるとドルもバカにされたものだ。しかし、ドル安必至と
高をくくっているとどうなるか。ここは尻馬に乗って行動しないほうが
安全かもしれない。

 1月9日、スノー米財務長官は、Bloombergテレビでのインタービュー

「強いドルは米国の国益である。」といつものセリフを口にした。

 そこまでは従来と同じパターンであった。問題はそのあとである。
記者に「強いドルとはどういう意味か?」と聞かれたスノー氏は、
「節約に努め、成長を持続し、財政赤字を削減して強いドル政策を
支援する。」と神妙に答えたようだ。

 スノー長官の今回の答え方を為替ディーラーは、ブッシュ政権の
政策変更ととらえ、ドル買い材料に使ったと外電は伝えている。

 スノー発言の直後から、取引開始後さげていたドルは、一転、
ここ6週間での最高値を更新して取引を終了した。

 為替市場、國際商品市場は魑魅魍魎の世界である。
妖怪がうようよしていると言われる。

 昨今若者の間ではは妖怪という言葉自体が死語に
なっているかもしれない。魑魅魍魎(ちみもうりょう)
という言葉を使って悦にいっていること自体
物笑いの種になるのかもしれない。

 平たく言えば、相場の世界に限らず、世の中
何が起こるかわからないと言う教えではなかろうか。

 寒い季節に寒くなり、暑い季節に暑くならない限り
妖怪が鎮まることはないであろう。

 オレンジジュース相場の急落と年明けからの
予想外のドル堅調は相場の世界を越えて、我々に
何かを教えてくれているような気がしてならない。(了)


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フォ・エヴァ

2005-01-09 13:12:43 | スケッチ
Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)




混声合唱団「エヴァ・コール」から元団員だったと
いうことで招待状が送られて来たので、阪急宝塚線
曽根駅から徒歩5分のところにある会場の
豊中アクア文化ホールへ出かけた。

 開演数分前でもところどころにまだ空席があったから
部員総出で人集めに苦労したことが十分想像できる。
一昔前には結構人が集まったのにと、コーラスによほど関心が
ないと元団員だからといってもおいそれと出かけないのであろうと
ついつまらぬことを考えてしまった。

 さだまさし作品集「北の国から」より4曲、動物の『死』を
テーマに、人間として「生きる」ことの意味を問い掛けた
「光る刻」という組曲、まんなかに寸劇「ハモる大走査線」を
挟んで、最後に鈴木憲夫作曲「永久(とこしえ)に」で
約2時間楽しませてくれた。

 エヴァ・コールは、大阪府立大学と大阪女子大学との
合同合唱団で今回が46回目、来年、ともに府立の大学で
あるということで、統合が決まっているから2校としては
最後の演奏会になった。

 大阪府の財政が危機的状況に見舞われていることが
背景にあるが、日本全体でも、少子化高齢化が急激に
進んでいるため、市町村に限らず、学校の統廃合も
これからは、当たり前の現象になってくるであろう。

 気のせいか合唱団の声に張りがなかった。
俗にいうお腹の中から声が出ていなかった。

 混声合唱の良さは、ソプラノ、アルトの女声と
テナー、バスの男声、それぞれ、経糸と横糸が
織り成すハーモニーが売りである。

 しかし、ひとりひとりの声に力が出ていないと、逆に
それぞれのパートの良さと美しさまでが殺される。
コーラスの醍醐味も個性を生かしてこそ聴衆の心を
捉えることができる。

 コスト優先だけで、まとめればいいという風潮が
いまの日本で蔓延している。世の中そんなに
甘くない。

 大切なのは心であり、やる気である。いくら合併・統合が
実現しても、必ず仏作って魂入らずになってしまうだろう。

 エヴァ・コールが、大学統合後も、名前のとおり、
永遠に(フォ・エヴァ)こだまする合唱団として
生きつづけて欲しい。(了)

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ユーロ急反落、ドル堅調ー

2005-01-08 12:04:21 | 経済学
学校で教えてくれない経済学・・・江嵜企画代表


 ユーロ急反落、ドル堅調の地合いが年初来
続いている。まさに様変わりの展開であり、大いに
注目される動きである。

 1月7日、NY為替市場では取引開始早々は
12月の米雇用統計が予想を下まわったことを
嫌気して売られたが、結局、1ユーロ=1.3027ドル
までドルが上昇して取引を終了した。

 対円では、ドルは、1ドル=105.03円前後で
小動きに推移した。

 ドル堅調、ユーロ反落はなぜなのか?

 専門家の大方の見方は、米国の利上げが当分継続するが
ユーロ圏に利上げ気運が後退して、米欧の金利差が
拡大するためだとしている。

 米国の利上げ継続を決定的にしたのは、米国の中央
銀行にあたる米FRB(連邦準備制度理事会)が、
12月13日のFOMC(公開市場委員会)議事録公表の
タイミングを会議後6週間の慣例を破り3週間後に
敢えて繰り上げ、しかも議事録の中でインフレ懸念を色濃く
打ち出したためと見られている。
 
 ドル安が進むと輸入物価が上り輸入インフレの危険性が
生まれる。原油が高値安定すれば生産性が低下する。
米国からのドル流出にブレーキをかけ、あまりにも急激な
ドル安への流れは阻止しようとしたのかもしれない。

 昨年後半にかけて貿易赤字と財政赤字、俗にいう
双子の赤字を材料に、特に対ユーロでドルが売られた。
中国、インドそしてロシアまで保有外貨をドルから
ユーロへシフトする話しがなかば公然と流され、
恰好のドル売り、ユーロ買いの材料に仕立て上げた。

 その結果、1ユーロ=1.20ドルから1ユーロ=1.36台
までユーロが急騰した。相場の常であるが、上がれば
どこまででも上がるムードが生まれるからこわい。

 1ユーロ=1.45ドルまでささやかれていたのはつい
年末までの動きに過ぎない。

 相場の世界では高をくくるとしっぺ返しを受ける
ケースが多いが、先高を期待してユーロの持ち高を
増やしていた向きが、1ユーロ=1.32ドル台を
あっさりクリアして下げたので、ドルを買い戻し、
あわててユーロ売りしたのでユーロの下げに
一段と勢いが付いたようだ。

 米労働省は、11月の非の業部門の米雇用データを
前月比157,000人増と発表した。エコノミストの
予測は175,000人増であった。2004年年間では
220万人増加、失業率は5.4%で推移した。

 雇用データ発表直後に下げたドルが、再び買い
直されたのはなぜなのか?

 11月の米雇用統計が137,000人増へ上方
修正された。そして今回の12月157,000人増
である。予測は下回ったが米国景気堅調を裏付ける
データとしては不足はない。

 FRBの利上げ路線は修正されない。FOMCの会合
開催ごとに0.25上げからケースによっては0.5%上げ、
今年の秋以降交代が確実視されているグリーンスパン議長
の後任が決まるまで、3.25%から最大4.0%まで利上げ
するのではないかとの観測まで出てきたから変われば
変わるものだ。

 さらに、為替専門家の一部に、2月4,5日に
ロンドンで開催が予定されているG7サミットの
席上で、機軸通貨としてのドル信任を強調し、
いき過ぎたドル安、いき過ぎたユーロ高を
修正するための協調体制が確認されるのでは
ないかとの思惑まで出てきた。
 
 ユーロ急反落、ドル堅調の地合いは何を
我々に教えてくれているのであろうか。

 多いに注目される動きである。(了)

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ワタベウエディング成長の秘密

2005-01-07 13:56:56 | 経済学
学校で教えてくれない経済学・・・江嵜企画代表


 今朝のテレビ東京の番組で、京都の貸衣装屋さん
からスタート、現在、結婚式事業を経営する
ワタべウエディングの渡部隆夫社長が成長の秘密の
一端を紹介していた。

 まず少子化いついては、国民のニーズが多様化しており、
施設などハード面で充実させ、客の心をつかむソフト面で
手を打てば、強いところが一人勝ち出来ると胸をはった。

 2001年の9:11テロ事件以来海外展開にブレーキが
かかった。そのため、今後は国内事業にも力を入れるが、
ただ海外でも、中国での事業は伸ばすとメリハリを付け、
年率15%のペースで売上を伸ばしていきたい。

 少子化と平行して、高齢化は今後確実に進むが、
葬祭事業には全く関心がない。それは事業のコンセプトが、
冠婚事業は「幸せと喜び」であるが、葬祭事業は、
「悲しみと不幸」であるからだと明快だ。

 話は飛ぶ。WHO(世界保健機構)は、高齢化社会とは、
「高齢化が7%を越えた社会」と定義している。高齢化率が
7%を越えると出生率は2.1以下に落ち、20年から30年
経てばその国の人口はなぜか減少しはじめるらしい。

 日本では1970年に高齢化率が7%を既に越えていたようで、
少子高齢化はいまに始まったことではないことがわかる。
しかし具体的な手は日本ではほとんど打たれず『先延ばし』
されたことがいまさらのように悔やまれる。

 いま日本の国の借金は、790兆円、地方の長期債200兆を
加えると借金は1,000兆円になる。少子高齢化が進むから
確実に国の財政は破綻するがこれといった手は何も
打たれていないし、国民も政治家も見て見ぬ振りをしている。

 米国は貿易赤字と財政赤字を併せると1兆ドル(円換算
105兆円)の赤字であるが、日本の赤字と比べたら比較に
ならないほど少ないことがほとんど指摘されない。

 米国の双子の赤字をドル安の要因だと涼しい顔をして
ドル安・円高を吹聴している。しかし、資源のほとんどを輸入に
頼っている日本がいかに円高の恩恵に浴していることが
すっかり忘れさられている。

 昨年12月7日に、財務省が先進諸国の国債発行額の
対GDP(国内総生産)比率を発表したが、米国が66%、
日本は161%であるがマスコミも国民も政治家もほとんど
無視している。

 いまのペースで国債を発行しつづけると消費税を25%に
しないと国財政はバランスしないとする試算がある。万事が
「先のばし」する日本人の性癖の弊害だろう。

 早期に治療すればほとんどのガンは治癒出きるそうだ。
それをやらないひとが多いそうだ。ここでも「先延ばし」の
弊害が出ている。

 医者を一番困らせるのは、「先のばし」したあげく、
「先生、なんとかお願いします」と倒れこんでくる『手遅れの』
患者だと聞いたことがある。

 30年以上前に既に日本では高齢化率が7%を超えていた
という資料があるらしい。農村での過疎化の始まりと合致する。
都市へ都市へと草木もなびく、特に人口の首都圏集中が進んだ。

 30年数年前といえば、当時NHKテレビで「明るい農村」という
番組があった。明るければ「明るい農村」とわざわざ呼ぶ
必要はないから、過疎化への危機感が農村ではそのとき既に
芽生えていたのであろう。

 昨年末の新潟地震で被害の大きい山古志村の人口に
占める65歳以上比率は40%近いといわれることにも事態の
深刻さが浮き彫りにされているようだ。日本全国平均の
高齢化率は19%である。

 一例にすぎないだろうが、ワタベウエデイングのように、
「喜びと幸せ」をコンセプトにして、高齢化社会の中で業績を
伸ばしている企業もある。

 神戸は1月17日に阪神淡路大震災10周年を迎える。
2005年が「喜びと幸せ」の年になるよう、今日できることは
明日にのばすな、先延ばしして禍根を残さぬよう、地道に
生きていきたい。(了)


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スマトラ沖地震の支援額競争と北朝鮮

2005-01-07 12:10:32 | 情報や案内及び雑談
支援額競争が過熱、「ミスコンじゃない」事務総長苦言 (読売新聞) - goo ニュース

支援額競争がミスコンのようにエスカレートするのはいいのですが、国際競争であっても、
もう少し現実を見つめながら支援額を決めて欲しいものです。

腑に落ちないのは(この記事には載っていませんが)、北朝鮮も支援金を出すという報道で、
自国民は何年も窮地に立たせておいて、拉致はするわ、テポドンは見せびらかすわで、
納得のいかないことばかりです。




巨額の寄付だけが支援ではなく、我々個人は、支援しようとする心が大切です。
スマトラ沖地震津波の義援金は、↓ですので、よろしくお願い致します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
≪ダイエットしたらば≫の秋桜さんと、≪ネタ帳≫ のnaokatainakaさんの記事で紹介されてた、

≪ハッピー・トラベルデイズ≫の、トラベルジャーナリスト寺田直子さんの記事には、

「オンライン募金が可能な団体」がリストアップされています。


≪ダイエットしたらば≫の秋桜さんの記事に、支援方法が追加されていましたので、

よろしくお願い致します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


オレオレ詐欺・架空請求・暴力等に関しては、≪都道府県暴力追放運動推進センター≫
というところもあることを知っていれば、精神的な安心が得られます。


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見極め、諦めが早くなったから、「少子化」?-

2005-01-05 15:13:48 | 経済学
学校で教えてくれない経済学・・・江嵜企画代表


 日本の若者が、いま、なぜ結婚を敬遠するかは、
男が諦めが早くなり、女が見極めが早くなったからだという
識者の意見を今朝の日経で読んだ。いまの若者は
「失敗を怖がっているように見える。」とも話している。

 その日経の記事は、なぜ日本で特に「少子化」が進むのか
についての特集である。しかし、さまざまの角度から、「日本人
とは何か」、「日本とはどういう国か」についても、一人一人の
日本人に語りかけているようで興味深い。
 
 話は大いに飛躍する。こちらは『学校で
教えてくれない経済学』である。

 
 相場の世界は賭けそのもでである。
しかしながら、結婚は相場以上にリスクの
大きい賭けであるかもしれない。一度結婚してしまうと、
相場の様に気軽に乗ったり降りたりすることは
実際問題としてなかなか難しいようだ。

 だからということで男は結婚を早々に諦め、
女は見極めをつけて結婚しないのであろうか。
まるでいまの日本の世相すべてに通じる話ではないかと
今朝の記事に妙に納得した次第である

 昨年、年の暮れに日経CNNの番組で
株式川柳の入選作を紹介していた。

 じっくり銘柄の将来を考えて投資しないで、
ネ ツト証券通じて激しく売買を繰り返す個人投資家が
急増したが、締めてみれば大損していたという話であった。

 銘柄選択の誤りであるにもかかわらず、相場自体の
性にしているひとがはなはだ多い。長期的にみたらどうなるか。
それをおろそかいしている。相場の世界では、いかに
手前勝手な理屈をつけては 動くか日々の動きが
教えてくれる。

 1月4日、NY株式市場は、100ポイント近く値下がりした。
年明け相場は高いと高をくくっていた向きはダマされた
気分で唖然としているらしい。

 NYダウが下げると日本株も下げる。自主性がないのは
相変わらずである。1月5日の日経ダウは一時100ポイント
近く下げて目くらましにあったようにふらふらしている。

 一方、ドル相場がここ11日来の高値まで急騰した。
米国の双子の赤字を材料にしてドルの売り方はこのところ
ご機嫌だった。それが1ドル=104円台、1ユーロ=
1.32ドル台へのドル急上昇である。

 金相場もドル安を材料に値を飛ばしていた。それがドル
急反発で青菜に塩、1オンス=424ドルまで下げた。ドル相場が
1ドル=85円、1ユーロ=1.45ドルまでの下げを予測して、
つい数日前まで、1オンス=500ドルの金相場をはやしていた。

 相場の世界ではその都度登場し、理屈をつけては
売り買いする。結婚の場合は人さまざまであるが、理屈で
がんじがらめに防衛し、失敗が心配だから見送るでは
とっても前に進みようがないだろう。

 昨日のNY株の値下がりは、米FRB(連邦準備制度理事会)
の12月14の政策会議のレポートが理屈に採用されたようだ。
公表されたレポートを読んで、インフレ懸念を警戒した。

 ドル安が進むとインフレが進行する。インフレを警戒して
当局が利上げを継続することが確認できたと読んだようだ。

 ユーロは利上げがない。米国は利上げ継続。ならば米欧間で
金利差が拡大する。だからドルい買い余地が生まれると考え
ドル買いの材料に利用した。
 
 ドル安が急速に進んだのは、米大統領選のあとブッシュ政権は
ドル安容認と決めつけてドル売り材料に利用した。特にドル売りは
対ユーロで加速した。円も釣られて一時1ドル=101円台まで値上りした。

 結婚とドル相場や株式相場を同列において議論することは
筋違いであり、不謹慎だとお叱りを受けそうだが、本来リスクが
大きいという点から見れば、結婚も相場もいい勝負であろう。
本来生まれてきたこと自体、奇跡であり、これほどリスクの
大きい世界もない。

 大切なことは「少子化」は、ほどなく、日本という国の命取りに
なるであることだけは間違いないということである。

 ドルが高くなる(円が安くなる)ということが日本という国の
国益にどういう意味をもつのか。ドルが安くなる(円が高くなる)
ということが日本の国益にとってどういう意味を持つかを見極める
ことが大切である。政治家は国益を考えて為替政策を実行して
欲しい。

 それと同じように、企業人も政治家も私利私欲に囚われず
少子化対策に向けて、口先だけでなく、具体的に、今日からでも
遅くないから、リスクを犯して真剣に取り組んで欲しい。

 21世紀は日本にとって最後に残された挑戦のチャンスである。
失敗を怖がっていては、何も燭光は生まれてこないだろう。(了)


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