感謝祭(11月第4木曜日)を控えて、薄商いのなかNYダウは、前日比30ドル高、10464ドルで取引を終了した。NY外国為替市場では、ドルがユーロはじめその他通貨に対して 売られ、1ユーロ=1.5124ドル、1ドル=87.31円、1ユーロ=132.07円で取引された。
一方、ドルの反面教師である金先物相場は、9連騰、オンス当り前日比1.8%21ドル高の1,186ドル、原油(WTI)相場はバレル当り2.6% 高77.96ドルで取引を終えた。プラチナ、銀、パラジウム、銅、スズ、アルミ、小麦もつれて高くなった。
今朝のWSJ紙は、米FOMC(連邦公開市場委員会)議事録発表で、米国で目先、利上げ懸念が遠のいたとのコンセンサスが生まれ、金利差拡大の思惑が強まった。この日発表の経済データが予想より良かったためリスク志向が強まった結果だと解説していた。
ドル相場について、NY,BGC Partners,テクニカルアナリスト、RogerVolz氏は「今日のドル下落は序曲である。6主要通貨指数でみれば08年8月時点の水準を下回るまで下げるだろう」と語ったとWSJ紙は紹介していた。
この日発表された消費者センチメント、個人所得、失業保険申請件数、新規住宅販売高いずれもが予想以上に良かった。予想外だったことから、今週金曜日から始まるホリデ―シーズン入りを控えて期待感が出て来た。
WSJ紙は、「クレディットカードを切ってバンバン買い物はできない。豪華ではないが、まあまあのクリスマスは迎えられるだろう。6ケ月前や9ケ月前のことを思えば今の状態は想像さえできなかった。」というある在NYのブローカーのコメントを紹介していた。
外国為替関連の二ュ-スとして、ベトナム政府が、ドン(Don)の対ドルレートを12月1日から5.4%切り下げ、同時に、政策金利を現行の年7%から8%へ引き上げを発表した。WSJ紙は、昨年8月以降3回目の利上げである。来年末には11%までの利上げを予測する専門家の見通しを紹介していた。
ベトナムの貿易赤字は今年10ケ月で87億ドルに達した。一方、保有外貨は1年前の220
億ドルから165億ドルへ減少した。通貨を下げて輸出を増やし、金利を上げて外資を呼び込みたいねらいだとWSJ紙は解説していた。
中国、韓国、タイの保有外貨は増加を続けている。ブラジルも急激な外貨流入が続いてている。ブラジルレアル、韓国ウオン、タイバーツはつれて値上がりした。ただ、中国はドルと連動しているから外資が増えても人民元は変動しない。オバマ中国訪問の際も人権問題同様人民元切り上げに触れなかったと近着の二ユーズウイーク日本版にも書いていた。
ベトナムの動きについて全て目を通したわけではないが、日本の一般紙には出ていない。
ベトナムドンの公定レートは1ドル=17,961ドンへ下がる。ところが闇レートは19,500 ドンである。日本では闇レートといってもピンとこない。昔日本にも闇市があった。
日本は、あまりにも平和な時代が続きすぎた。何が幸せで、何が幸せでないかの区別さえ分からなくなった。いただきものをしてもありがとうを言わない子供が増えてきている。
なぜ金相場が値上がりするのか。ドルの値打ちがさらに下がると感じ取っているからだろう。円がなぜ値上がりするのか。日本の財政は破たんしないと見ているからだろう。(了)
一方、ドルの反面教師である金先物相場は、9連騰、オンス当り前日比1.8%21ドル高の1,186ドル、原油(WTI)相場はバレル当り2.6% 高77.96ドルで取引を終えた。プラチナ、銀、パラジウム、銅、スズ、アルミ、小麦もつれて高くなった。
今朝のWSJ紙は、米FOMC(連邦公開市場委員会)議事録発表で、米国で目先、利上げ懸念が遠のいたとのコンセンサスが生まれ、金利差拡大の思惑が強まった。この日発表の経済データが予想より良かったためリスク志向が強まった結果だと解説していた。
ドル相場について、NY,BGC Partners,テクニカルアナリスト、RogerVolz氏は「今日のドル下落は序曲である。6主要通貨指数でみれば08年8月時点の水準を下回るまで下げるだろう」と語ったとWSJ紙は紹介していた。
この日発表された消費者センチメント、個人所得、失業保険申請件数、新規住宅販売高いずれもが予想以上に良かった。予想外だったことから、今週金曜日から始まるホリデ―シーズン入りを控えて期待感が出て来た。
WSJ紙は、「クレディットカードを切ってバンバン買い物はできない。豪華ではないが、まあまあのクリスマスは迎えられるだろう。6ケ月前や9ケ月前のことを思えば今の状態は想像さえできなかった。」というある在NYのブローカーのコメントを紹介していた。
外国為替関連の二ュ-スとして、ベトナム政府が、ドン(Don)の対ドルレートを12月1日から5.4%切り下げ、同時に、政策金利を現行の年7%から8%へ引き上げを発表した。WSJ紙は、昨年8月以降3回目の利上げである。来年末には11%までの利上げを予測する専門家の見通しを紹介していた。
ベトナムの貿易赤字は今年10ケ月で87億ドルに達した。一方、保有外貨は1年前の220
億ドルから165億ドルへ減少した。通貨を下げて輸出を増やし、金利を上げて外資を呼び込みたいねらいだとWSJ紙は解説していた。
中国、韓国、タイの保有外貨は増加を続けている。ブラジルも急激な外貨流入が続いてている。ブラジルレアル、韓国ウオン、タイバーツはつれて値上がりした。ただ、中国はドルと連動しているから外資が増えても人民元は変動しない。オバマ中国訪問の際も人権問題同様人民元切り上げに触れなかったと近着の二ユーズウイーク日本版にも書いていた。
ベトナムの動きについて全て目を通したわけではないが、日本の一般紙には出ていない。
ベトナムドンの公定レートは1ドル=17,961ドンへ下がる。ところが闇レートは19,500 ドンである。日本では闇レートといってもピンとこない。昔日本にも闇市があった。
日本は、あまりにも平和な時代が続きすぎた。何が幸せで、何が幸せでないかの区別さえ分からなくなった。いただきものをしてもありがとうを言わない子供が増えてきている。
なぜ金相場が値上がりするのか。ドルの値打ちがさらに下がると感じ取っているからだろう。円がなぜ値上がりするのか。日本の財政は破たんしないと見ているからだろう。(了)