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思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

「被差別部落出身者を総理にするわけにはいかない」-麻生太郎

2008-09-16 | 日記
昨日(9月15日)の東京新聞朝刊の「本音のコラム」で、山口二郎さんは、次のように書いています。

「魚住昭氏が書いた「野中広務 差別と権力」(講談社刊)という本の中で、麻生太郎氏が野中氏について、被差別出身者を総理にするわけにはいかないと自民党河野派の会合で発言したこと、その後引退直前の最後の自民党総務会で野中氏自身が麻生氏の面前でこのことを暴露し、厳しく糾弾したことが書かれている。先月末、野中氏がTBSの番組に出演し、麻生氏を批判したことには、こうした背景があると思われる」

これが事実であれば、麻生太郎さんは、総理大臣はもちろん自民党総裁という地位につくことも不可能です。

日本には、石原慎太郎氏のように差別発言を繰り返し、世界的に非難され、裁判まで起こされる都知事がいますが、総理大臣もまた同じ穴の狢であるとなれば、もはや救いようがありません。


武田康弘
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ベルリオーズの世界ー「幻想交響曲」 クリュイタンスの東京公演

2008-09-16 | 日記
以下は、わたしの主宰するコミュニティー【ベルリオーズの世界】のトピックです。

幻想交響曲についてもう一度。実は、わたしの「幻想」のベストは、
クリュイタンス指揮パリ音楽院管弦楽団の東京公演なのです(クリック)。
1964年の東京文化会館でのライブですが、これは初出時に感動し、多くの友人に
勧めました。
古いライブですが、テープヒスさえ気にしなければ、自然で聞きやすい音です。
シャレた明るい音色、線の細い上品な味わい、しかも4楽章5楽章は、
エスプリ豊かな音楽はそのままに、弦も管も打も限界まで音量を上げた怒涛の迫力。
ベルリオーズが生きていたら泣いて悦びそうな演奏です。
もし、まだお聴きでない方は、ぜひどうぞ。リマスターされたCDは
よい音ですので、自信をもってお勧めします。
わたしは買い直して確かめましたので、保証付き(笑)。
この演奏の解釈は極めて普遍性が強いのですが、しかし解釈とか音楽の
つくりが・・・を言う前に、とにかく各楽器の音の鮮度が恐ろしく高く、
生命力が横溢してはち切れんばかりなのです。しかもその怒涛の音の洪水は、
フランスの香りをふんだんに匂わせながら、粘らず、パリッとしているのですから
たまりません。ドキドキして、震えが来て、涙まで出てきます。
こんな演奏がかつてはあったのです。これを聴いていると、生命のエネルギーが
横溢し、私自身の内部から沸々と「力」が湧き上がってくるのが分かります。
全身に鳥肌が立つのです。なお、HMVにレヴューを書きましたので、
コピーします。

最高!魅惑の「間」、洒落た音と絶妙のバランス、これは「管理主義」のような
音楽しかない今の時代はもちろん、当時でもなかったもの。線の細い上品さを
保ったままオーケストラの限界に挑んだ迫力と熱気。高い品位と燃える情熱が
同居した前代未聞のライブです。
わたしは40年間に100種類を超える幻想を聴いてきましたが、これは別格で、
霊感に満ちた奇跡的名演です。"タケセン
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