思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

王子製紙ともあろうものが、銀座王子ホールが泣きますよ。人間としての矜持を持たないといけません。

2016-04-15 | 社会批評


王子本社ビルの彫刻
 撮影・武田

NHKクローズアップ現代で取り上げていましたが、王子製紙は業績好調にも関わらず、リストラ!!

人材派遣会社が、狭量な見方により、業績良好なうちにこそリストラでさらなる企業成長を指南し、それを受け入れてのリストラとのこと。

なんのために企業経営をしているのでしょうか?
人間と社会に貢献する理念がなく、ただ、数字が上がれば=儲かればよいというテイタラクでは、人間の生きる基本にかけ、すべては砂上の楼閣にしかなりませんよ。

わたしは、かつて、人間のため、社員を大切なかけがえのない一人の人間として見て「個人」を輝かせてこそ会社も伸びるという基本理念をうたい、会社発足の前から『日本オラクル』の初代社長となる佐野力(わたしの哲学研究会=恋知の会の熱心なメンバー)に強く話し、その方針を貫いた結果、よちよち歩きのオラクルは、奇跡のような大成功を収めたのですが、昨日のBlogにもあるような人間愛を基盤とした深い意味での合理性(人間性を伸ばすこと)こそ、企業発展の根本なのです。

簡明で大事な原理です。

銀座4丁目のすばらしい小ホールで、世界から注目される音楽事業を展開しておいて、一方ではリストラをする、情けないし、悲しいし、何より愚かです。経営陣も人間でしょう。人間としてのプライドをもち、深い意味での合理性=人間と人間性を第一にすることを望みます。

ブリヂストンの創業者の石橋さんや、ドイツの世界最高の光学メーカー、ツァイス財団の創始者ーエルンスト・アッベからぜひ学んでください。アッベのように従業者からも国民からも「神」のように尊敬されるまでにはいかなくとも。

 

武田康弘

 

以下は、王子ホールディング(株)からのメールです。
2016年4月18日 16時8分

武田 康弘様


このたびは当社ホームページへお問い合わせくださり、ありがとうございました。
当社はNHKの報道についてコメントする立場にありませんが、 従業員の自由な意思決定を妨げたり、健康上の理由による退職勧奨は 行っておりません。 
今後ともどうぞよろしくお願い申しあげます。 
 
王子ホールディングス株式会社 広報室 
コメント
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