思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

中本勝美さま。ご住所をお知らせ下さい。たいへん遅れて申し訳ありません。

2020-10-17 | その他

中本勝美さま

気付かずに大変失礼をしました。

ご住所をお知らせください。コメント欄にお書きください(公開はしませんので)。

すぐお送り致します。

ありがとうございました。


武田康弘


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ブッダ(しゃか)の根本思想とは何か?

2020-10-17 | 恋知(哲学)



ブッダ(釈迦)の根本思想は、以下です。


 まず、人間はみな「天上天下唯我独尊」として生まれてきた、という人間存在論です。この天にも地にも我独り尊いという存在、それがわたしです。だから、他と比べて優れているとか劣っているとか中間だとかという見方・考え方は根本的に誤りです。本来、わたしは誰にも比べられない尊い存在なのです。それを知れば、生あるものへの限りない慈しみの心が自ずと湧き上がってきます。みな唯一の命です。

 次は、29才の時に出家して瞑想し、苦行をしても、老病死への苦悩を克服できずにいましたが、35歳のときにすべては「縁」により成り立っていてることを悟りました。自分の力ではなく、生まれる縁が整えば生まれ、死ぬ縁が整えば死ぬ。さまざまな苦悩は、それを受け入れずに生に執着する心から起きる。執着こそが苦しみの原因であることを見ぬいたのでした。老病死を自分の外に見て、そこから逃げようとするところに苦しみが生まれる。老病死を自分の中でしっかりみつめることで、自分への囚われから解放されることを知ったのでした。みな共に生きているのです。これを「縁起の法」と言います。

 最後は、遺教として知られている「自帰依ー法帰依」です。神とか権威とか他人ではなく、自分自身を拠り所にせよ。法(法則・自然)を拠り所にせよ。というものです。基軸・足場・土台は、自己にあることの自覚と実践です。


「唯我独尊」 と 「縁」 と 「自帰依・法帰依」の三つがブッタ(釈迦)の根本思想だとわたしは思います。根源的で見事な実存思想です。


武田康弘

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