思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

「存在そのものの健康」こそが大切。

2021-09-07 | 恋知(哲学)

わたしは、身体と心の健康はもちろんのことですが、まず何よりも「存在の健康」が大切と思います。

存在仕方の健康とは、
存在の揺るぎなさ、存在の美しさ、存在の強さ、存在の柔らかさ・しなやかさ、存在の輝き、存在の中身の充実のことです。

反対に存在仕方の不健康とは、
不安定な存在、醜い存在、芯の弱い存在、固くこわばった存在、ツヤ消しの存在、儀式的・形式的な存在のことです。

存在の健康な人は、
自他によろこびや楽しさ、安定した落ち着きと優れた考えを生みます。バイオフィリア(生きてるものへの愛)的な人間とも言えます。

存在の不健康な人は、
自他を不愉快にし、エネルギーを減じさせ、生命の力を奪います。ネクロフィリア(死んだもの・固定したものへの愛)的な人間とも言えます。

存在の健康増進を心がけなければならない、とわたしは思い、長年実践してきました。

武田康弘


(マイヨール作「ヴィーナス」パリで、撮影は染谷裕太君)

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