fb友人で、八郷愛で結ばれている江口美都絵さんのレポートです。彼女は、フランス中心で女優をしていた人で、驚くほど多才です。
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フランスのアンチワクチンパスポートのデモは12万人以上(明らかにもっと多い)となり、先週労働組合(いつもデモに積極的)が正式参加をしないと言ったので、全て個人の自由意志での参加となった.
結果、労働組合員でない医師や弁護士や普段デモに参加しない人、右翼も左翼も政治意識の低い人も集まって、なんと5月革命(1968年)以来の規模と内容になったと。
(5月革命とは、日本では負けて多くは長いものになったあの学生運動の時期のフランス版。フランスは国民が勝ちましたのよ)。
軍ー内務省ー大統領直属の部隊は、デモ隊に向け盛んに催涙弾を打ちまくったが、軍はズルズルと引いていく。
デモ隊を取り巻く警察に取材し「何でこんなことをするんだ!」と怒り気味に聞くと、地元の普通の警察は「私は軍からデモ隊を守っている。彼らは危険だ。デモ隊側に紛れ込んで衝突を巻き起こす軍部もいる。私らはそういう人物を排除しつつ、今回はデモ初参加の人も多いから、うまくリードしているつもりだ。ワクチンパスポートは警察にとってもおかしい事だ」と答える(これが通じるのがフランス)。
実はワクチンを打たない警察や消防士は、来週失職するのである。自由を勝ち取った国の意識が高いフランスで、許されない事だ。
マイヨール作 イルドフランス(撮影は染谷裕太君)
医師やナースも大勢参加。
「国に言われてテスト中のワクチンを必死に打った。疑問は感じていた。でもワクチンパスポートまで出来てくるとなると、もう私達も協力できない、私たちは人を救うための仕事だ。人を困らせる仕事ではない。もうワクチン接種はしません!」と叫ぶ。
デモに参加したのは、反ワクチンの人のみならず接種者も多く参加した。自由選択ではなく、それが強制され、人々の生きる為の仕事まで奪おうという強権に対し、何がおきているか共有したからだ。
先週は製薬会社やPCRメーカー、マクロンらが属するグローバリスト≒ユダヤ勢力への対立の構図になってしまったが、ワクチンパスポートの被害を受けているユダヤ系の人々も多く、今回は反ユダヤの怒りは収めて共にデモを行い、怒りはマクロン大統領本人に向かった。テルアビブの穏健派もデモを行った。
世界規模に発展しそうな勢いになってきた。議会もマクロンも無視は出来なくなってきた。次はエリゼ(官邸)にデモ隊は向かうだろう。マクロンが国民に背を向けベルサイユに逃げたら、失脚だろう。
5月革命以来の、国民の結集を前にマクロンは果たして、どの様な決断を下すだろうか?
(どうせ日本はまた長いものが好き。がんばれヨーロッパ市民よ!!)
江口美都絵 (太字等は武田による)
武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室客員調査員=国会所属の官僚に、哲学と日本国憲法の哲学的土台について講義)