狭いガザ地区に閉じ込められたアラブ人。高い塀を造られて出れず、外国への通路はエジプトだけだが、イスラエルにより閉鎖され、海からはアメリカの二隻の空母。いま、水もなく断末魔。それを楽しむイスラエルとアメリカは人類史上かつてない狂気というほかない。
WHOによると、すでに病院へのイスラエル軍の空爆は44回におよんでいる。ガザは、地獄絵だと国境のない医師団員も報告ー彼等も身動き取れない凄まじい状況。
ロシアのプーチン大統領が27トンのガザへの援助物質をエジプトに送ったとのニュースは、わずかだが安堵する。世界はガザを救う手立てをしなければならない。当然だ。
日本のマスコミは、狂気のイスラエルとアメリカ側に立った報道で、絶句するほかない。理性はどこにいったのだ。唯一、山本太郎や大石あきこらが銀座で集会とデモもし、政府や外務省に要望書を出した行為は救いだ。政府は地獄絵ー次々と死にゆくガザの市民を見殺しにする気か!
わたしは、激しい公共的憤りをもつ。
武田康弘