アメリカのオバマ政権というより、アメリカ軍の代弁者であるアミテージとナイの要請に従い(「第三次レポート」で9条による一国平和主義を改めて集団的自衛権を認めないと日本は二流国のまま、早く自衛隊を海外に出せるようせよ、とのお達し)、アメリカ軍の手足となって働く、みっともない「独裁者気取り」の安倍晋三は、
元自民党中軸の人々の声(最近では亀井静香さんの正論)も完全に無視し、ますます、アメリカ軍に忠実な犬のようです。
今朝の新聞が伝えますが、昨日の自民党総務会と、広島県の自民党の声も完全に無視して、安保法案とよぶ戦争法案を今国会で強引に通そうとしています。法案への支持は最新の世論調査でわずか29パーセントにも関わらずです。安倍政権は、禁じ手を使い、NHKを政府支配下に置き、マスコミへのけん制を強めてきましたが、それでもなおこの数字です、反対者が賛成者の2倍もいます。
「ドイツのナチの手法を真似ればいい」と言う親友の麻生副総理の忠言通り、安倍晋三は突き進みます。恐ろしい話で、とんでもない公共悪です。
今朝の「東京新聞」2面
「審議時間さえ積み重ねれば法案を成立させられるというなら、民主主義ではない。」という村上議員(元行革担当大臣)の発言は、正鵠を射るものです。
これは、日米安保の取り決めすら凌駕することです。かつての日英同盟よりもです。その点をどうお考えなのか、つまびらかにしてから主様に批判するべきだと思いますが。
もし、必要なのであれば、憲法を改正すればいいのですが、それを「間に合わない」とか言ってごまかしているのが賛成派ではありませんか?そもそも、改憲派である小林節先生が反対に回っていることから、それは明白ですが。
戦争反対という、わかりやすい言葉だけを取り上げてつつくのではなく、「なぜ改憲派も反対しているのだろう」と考えることをしないと、それこそ何時までたってもパクス・アメリカーナの下であっても自立できない国になってしまいます。
何故だか判りますか?それは狼のような自由と犬のような安全な生活を同時に手に入れたいという子供のような我侭極まりない無理な要求だったからです。
米帝からの自由が欲しければ、米軍の指図でできた憲法など改正して安全保障の主権を取り戻さないと全く無理です。今審議中の安保法制は憲法の前提が「パックスアメリカーナ」である以上、大枠ではそれを護持する体制は憲法に反してないのが現実。
だのにあなた方は二言めには「護憲」これでは結局アメリカに従うしかないから全てが無駄。
戦後社会党の村山が首相になっても日米安保はそのまま認めざるを得なかったし、民主党政権ができて中国へ国会議員の大訪問団送っても、安保政策はそのままだったし、自分達の主張の無力さにいい加減気づいたらどうですか?