時代、体制的なものとの非妥協的な戦いをずっと続け、見事な99年の生涯を遂げた瀬戸内寂聴さん。
6年前2015年8月15日に載った「東京新聞」の瀬戸内寂聴さんの歩みを紹介した2面ブチ抜きの記事は、白樺教育館に掲示されています。
太宰治の傑作長編小説「斜陽」で、主人公の姉の言葉「人間は恋と革命のために生まれてきたのよ」と同じ言葉で、若者にエールを贈りました。不公平・不公正な社会、金と権力にまみれる既得権者、格差を生みだす法律や制度、弱者をイジメる社会的強者、戦争や暴力(体罰などを含む)肯定の思想、人権抑圧や冤罪を生む土壌、
そうした非人間的なものと闘わず、保守主義に流れ、戦前の天皇主義を肯定するおぞましい思想(元号強制はその象徴)に萎えてしまう人々のテイタラクを叱り、
また、困っている人に寄り添いおおきな愛で包む寂聴さんは、ほんとうに偉大な女性でした。
みなそれぞれの仕方で後に続きましょう。わたしももちろん後に続きます。
下は、昨日の白樺教育館。
ちょうど800年前、2021年5月~6月、
戦争を仕掛けた後鳥羽上皇らを逆に無条件降伏させ、日本を統一した日本史上最大の女性ー北条政子は、法然門下で、親鸞の兄弟子にあたる。
親鸞は、政子の死後の法要で、繰り返し重要な役割を果たした。2023年は、親鸞生誕850年・茨城で浄土真宗が開宗されて800年。
武田康弘