今、TBS(たけしの「ニュースキャスター」)で、昨年暮れに行われた高井戸署での中学生に対するとんでもない取り調べの模様(ICレコーダーで録音されたもの)が、放送されていました。
暴力的な発言ー警察官ではなく、組員やゴロツキそのものの罵声と脅しで、これが世界に放送されれば、日本はひどい人権劣等国だと認識されるでしょう。
万引きをしたとして(実際は無実でした)の凄まじい取り締まり、警察官の脅迫や暴言には開いた口がふさがりません。戦前の狂気の警察と本質的に同じで、人権意識など見事なまでにゼロですが、これを行った警察官は口頭注意されだけとのことです。呆れ返ります。
日本という国、その権力の劣化の酷さに強い公共的憤りを持ちます。「憲法無視も当然」という首相のいる国(自民党の数少ない良識派・村上議員の談)はどこまで堕ちていくのでしょうか。こういうイカレタ権力者やその番人たちにいいようにされ被害を被るのは、ふつうの市民であり、こどもたちなのです。
断じて許すことはできません。許してはいけません。
武田康弘(元参議院行政監視委員会・調査室・客員調査員)