思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

民主的倫理5 「恋知者」(フィロソファー)は、青空と太陽を愛でるのです。

2017-12-11 | 学芸

青空と太陽をよろこび愛でるのが恋知者(フィロソファー)の態度です。

特定の宗教や自国万歳という想念とはまったく無縁の「自由で柔らかく豊かな人間性」をもつのが恋知者です。

恋知者の宗教は、自然への愛と畏れです。経典や教義はありませんし、仰々しい儀式や形式とは無縁です。

権威ある経典や立派な儀式や大勢の人を集める組織とは、なんであれ、一人ひとりの精神の自由を奪い、しなやかで奥深い人間性・生き生きとした健康な心身・伸び伸びとした囚われのない意識を育てません。

遠くを見る習慣、無定形な雲を見る楽しみ、青空をよろこび、太陽のエネルギーを愛でる心、夜空の星々に我を忘れる感動、それは、心の内からよきものを無尽蔵に生みだす秘訣です。自然宗教に戻れ!それが恋知者の倫理です。

民主的倫理の基本は、自然です。生まれながらに敬語で遇するような存在を置く人為は、よき人間性を生みません。

 

 


(2016年の年賀状=下半分の複写です。)

 

武田康弘

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