コンスタンチン・リフシッツ、1994年、モスクワの音楽大学付属中等学校卒業時に録音されたバッハのゴールドベルクのCDを聴きました。
有名なグールドのゴールドベルグとは世界観がまったく異なり、明るく開放的で、はちきれんばかりの若さに溢れ、聞いているとどんどん元気になります。心身にパワーが漲り嬉しくなるバッハです。瑞々しくたまらないほどエネルギッシュで、ブラボー!と叫びたくなります。なんて素敵なピアノなのでしょう。あっという間に80分が過ぎてしまいます。
このジャケットの写真は17歳時ですが、
3月25日に所沢ミューズで聴いた「パルティータ全曲演奏会」の時の顔と同じです。
楽譜は置かず、視線を上にして遠くを視る、そして、正面や横を向くときは、目を閉じて弾きます。
リフシッツ、名前すら知らずに聴き、衝撃を受け、唖然・呆然。自然態で、自由で、多面多色で、呆れるほどの上手さで、パワーに溢れ、快感!
でしたので、帰ってから慌ててネットで調べ、このCDを購入しました。17歳にしかできない見事な演奏です。ゴールドベルグは最近の再録音もありますが、それは未聴です。
武田康弘
本題ですが、タイトルと一行目の「リフレッシュ」は「リフシッツ」ではないかと…。