
ピンクのお寿司

おやつは、豆腐のココアケーキです。

昨日の自分の胃腸炎症状は、食中毒ではないかと考えています。
管理栄養士という職業柄、食品衛生関連では、随分勉強もしてきたつもりですが、
自分の失敗も教材となるのです。(負け惜しみか)
厚労省の食中毒の統計資料は興味深く、今回再び見直してみました。
令和3年度の統計(2021年)が最新です。
食中毒原因物質は
1位 アニサキス 344件
2位 カンピロバクター 154件
3位 ノロウイルス 72件
患者数を見ると
1位 ノロウィルス 4,733人
2位 カンピロバクター 764人
3位 アニサキス 354人
アニサキスは寄生虫、カンピロバクターは細菌、ノロウィルスはウィルスです。
アニサキスが最近増えてきたのは、鮮魚の流通が発達して、生の魚が市場に多く出回るようになったことと、アニサキスの認知度が高くなったせいでしょう。
これは、一度冷凍すれば死滅します。
刺身など生ものを食べるときは、要注意です。
なめろうやたたきという調理形態は、防御のための知恵ではないかと思います。
感染性はないので、件数と患者数はほぼ同じです。
カンピロバクターは、少量で発症する食中毒菌です。
鶏肉の4割から6割に付着していると言われます。
加熱すれば問題ありません。
60度で1分加熱が最低の殺菌条件です。
そして、今回自分の胃腸炎症状の原因ではないかと思うのが、ノロウィル(もしくはカンピロバクター)です。
強力な感染力をもちます。
2017年に東京の小学校複数でおきた、刻みのりによるノロウィルス(ヨミドクターの記事参照)の食中毒が記憶に新しいです。
潜伏期間は12時間から24時間。
実家で症状が出たので、帰宅するときは、次亜塩素酸ナトリウム40PPM 溶液で消毒作業をしてきました。
(水1リットルに40mlのハイターを入れた液です)
アルコールは殺菌には有効ではないのです。
ノロウィルスは食品中では増殖せず、体内で爆発歴に増えます。
原因食品は不明ですが、とにかく食品は加熱調理が一番です。
このコロナ禍で、コロナ感染は免れ、発熱も一度もありませんでしたが、胃腸炎症状は2度めです。
検査は受けませんでしたが、ノロウイルスかカンピロバクターのどちらかだろうと思います。
コロナも怖いけれど、食中毒も怖いです。
それでもごはん。
昨日は絶食でした。
大分、胃腸も回復してきたので。
ブランチは、大根おろしとえのきあんのうどん。